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Microsoft、新世代AI PC「Copilot+ PC」発表、40TOPS超のAI性能でM3搭載MacBookを凌駕

マイナビニュース / 2024年5月21日 6時17分

画像提供:マイナビニュース

米Microsoftは5月20日(現地時間)、先進的なAI体験を提供する新世代のAI PC「Copilot+ PC」を発表した。40TOPSを超える強力なNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を備えたチップを搭載し、同社はそのAI性能を「MacBook Air(M3)やMacBook Pro(M3 Pro)の最大2倍」とアピールしている。リアルタイムの翻訳や画像生成、「Recall」(開発名:AI Explorer)や「Cocreator」といったWindowsの新AI機能など、生産性とクリエイティビティを向上させる新たなAI体験を利用できる。

最初に登場するCopilot+ PCは、Qualcommの「Snapdragon X Elite」または「Snapdragon X Plus」を搭載する。これら新しいSnapdragon Xシリーズのチップは、Qualcommが2021年に買収したNuviaのチップ技術を取り入れた自社設計のCPU「Oryon」を搭載する。NuviaはAppleでAシリーズやMシリーズのチップ設計を手がけたジェラード・ウイリアムズ氏が創業したArmベースのカスタムチップの設計会社で、同氏が独立した時からその動向が注目を集めていた。

20日にMicrosoftがCopilot+ PCモデルの「Surface Pro」と「Surface Laptop」を発表した。またパートナーからも、「Dell XPS 13 9345」「Dell Inspiron 14 7441」、「Lenovo Yoga Slim 7 X」、「Samsung Galaxy Book4 Edge 14/16」、「ASUS Vivobook S15」、「HP OmniBook 14 X」など、多数のCopilot+ PCモデルの製品が登場する予定となっている。

Snapdragon X Elite搭載PCは高効率に動作し、最大22時間のローカルビデオ再生、最大15時間のWebブラウジングが可能。アプリ側のArm対応も進んでおり、Microsoftによると、Windows 10/11の2-in-1デバイスおよびiGPUベースのノートPCでユーザーが90%近い時間で使用しているアプリは、すでにArmにネイティブ対応している。さらに、新しいPrismエミュレータにより、Snapdragon X EliteではArmネイティブではないWindowsアプリが、前世代のWindows Armデバイスより2倍以上高速に動作する。

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