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愛知で「介助犬フェスタ2024」が開催 - 介助犬の役割とは?

マイナビニュース / 2024年5月27日 12時12分

画像提供:マイナビニュース

日本介助犬協会は18日、愛知県の愛・地球博記念公園にて「第14回 介助犬フェスタ2024」を開催。手足に障がいのある人の日常生活をサポートする”介助犬”の理解と支援を呼びかけた。

○■街で介助犬を見かけたら?

本イベントは「見る、知る、感じる、そして楽しむ!」をコンセプトに、介助犬について楽しく学べるフェスタ。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年から2023年まではオンライン中心で開催してきたが、今年は5年ぶりの現地開催となった。

介助犬は、手足に障がいのある肢体不自由者をサポートするのが主な役割。具体的には、落としたものを拾う、靴や靴下を脱がせる、緊急時(転倒など)には携帯電話を持ってくる、といった介助作業を行う。介助犬支援の輪を広げるため、協会ではこうしたイベントを定期的に開催している。

会場では衣類、小物、雑貨などのチャリティーグッズを販売した。またチャリティーラッフル(抽選で景品が当たる募金)も実施。あちらこちらで人と愛犬が交流する様子もみられた。

社会福祉法人 日本介助犬協会の渡邊真子さんに話を聞いた。同協会は愛知県長久手市と神奈川県横浜市に拠点を持ち、全国規模で介助犬普及活動を行っている。「毎年5月22日の「ほじょ犬の日」にあわせて、この時期にイベントを開催しています」と渡邊さん。

介助犬の犬種に決まりはない。ただ力仕事を任されることも少なくなく、そのためラブラドールレトリーバー、ゴールデンレトリーバーなどの犬種が必然と多くなるそうだ。ちなみに介助犬は現在、全国に50数頭しかおらず、圧倒的に数が足りていない状況とのこと(2023年10月現在)。

介助犬は、普段、どんな訓練をしているのだろう? たとえば盲導犬なら「目が見えない人」のため、聴導犬なら「耳が聞こえない人」のため、あらかじめ困りごとを想定して訓練を行っている。しかし介助犬は、脊髄損傷の人、生まれながらに難病の人、交通事故に遭った人など、様々な症状の人のもとで活躍する。このため、基本的にはオーダーメイドで訓練を行っているという。

「障がいの程度、身体の状況、当事者のニーズによって介助犬が担う作業内容は変わってきます。重度の人にはもちろん、軽度の人にもお役に立てることがあります。国内には、まだまだ介助犬が日常生活をサポートできるはずの人がたくさんいらっしゃいます。協会でも、そのあたりの情報を積極的に発信して、皆さんの理解促進をはかっていきたいと考えています」(渡邊さん)

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