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20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第109回 Web3(暗号資産、NFT、ブロックチェーン技術、メタバース)の基礎知識と投資意義#8

マイナビニュース / 2024年6月7日 9時5分

NFTが話題になった2021年前後は、「インターネット登場以来の革命的発明」とチヤホヤされ、「猫も杓子もNFT、web3状態」でした。世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaの2021年8月の月間流通総額は33億ドルに及びました。また、Twitter(現X)創業者のジャック・ドーシーの初ツイートが約3億円で取引されたことも話題になりました。こういった高額取引はニュースになりやすく、記憶にも残るでしょう。

今後、普及が進むであろうNFT(やRWA)ですが、誤解も多いので注意が必要です。NFTは、デジタルアンティークやデジタルアートそのものをトークン化しているわけではありません。トークンによって、発行者や所有者を特定できるだけです。デジタルアンティークやデジタルアート自体をどう保管するか、所有者の権利をどう管理するかは、別のソリューションが必要です。

また、RWA×NFTがもたらすWeb3時代の価値観-フィンテック養成勉強会#34レポートでも書いたように、民法上(民法85条)、所有権の客体となるのは有体物に限られるため、メタバース上の土地やアイテムといったデジタルオブジェクト、NFTには所有権が成立しません。NFTをどう保管し、権利をどう扱うかは今後次第です。

中島宏明 なかじまひろあき 1986年、埼玉県生まれ。2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の企業で経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。監修を担当した書籍『THE NEW MONEY 暗号通貨が世界を変える』が発売中。 この著者の記事一覧はこちら
(中島宏明)



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