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岩田剛典、『アンチヒーロー』と『虎に翼』で真逆の役を演じ分け「同時期に…ラッキーでした」

マイナビニュース / 2024年5月30日 12時0分

画像提供:マイナビニュース

●『アンチヒーロー』キーマン役「役者冥利に尽きる」
長谷川博己主演のTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜21:00~)で、殺人容疑をかけられた緋山啓太役を演じている岩田剛典にインタビュー。奇しくもNHKの連続テレビ小説『虎に翼』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか)では、裁判官を目指す花岡悟という対照的な役柄を演じている。「たまたまオンエアがかぶりましたが、同時期に真逆の役ができたことは自分にとってラッキーでした」と語る岩田に、『アンチヒーロー』のキーマンとなりそうな緋山役について話を聞いた。

本作は、犯罪者である証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取るという限りなくダークで“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川)が主人公。岩田が演じているのは、羽木精工という会社の従業員だった緋山で、社長を殺害した容疑で起訴されたが、明墨の弁護によって無罪となった。どうやら緋山はその後も水面下で明墨と組み、何かを探っている様子だが、その内容はまだ明かされていない。

数多くの伏線が張り巡らされた巧妙な脚本について岩田は「本が面白いということで、役者にとってはすごく魅力がある作品だなと思います」と語る。

さらに「作品に入る前の段階で、すでに8~9話くらいまでの脚本が出来上がっていたので、どっしりとした信頼できる現場だなという印象を受けました。連ドラにおいて、それはなかなかないことで、自分としては、先にあるシーンを計算しながら演じられたことが良かったです。クランクインのシーンから、自分の中で整理をしてから臨めたので、すごくありがたかったです。また、緋山がどういう人物なのかは、8話で初めてわかるのですが、そこが最初からあるのとないのとでは、芝居としても雲泥の差があると思うので、あって良かったです」と、逆算しながら演じられたことが功を奏したことを明かした。

岩田は金髪の緋山役について「この髪の明るさでドラマに出たことはないですし、犯人役はこれまでにも演じたことがあるのですが、いわゆる1、2話のゲスト出演風に見せかけて、後半でまた出てくるといった役どころは今までなかったかなと。12年前と現在が入り組んだ脚本で、ちょっとしたキーマン的な役という点が新鮮に感じました。役作りについては、決して根が明るい青年ではないというところで、佇まいや目の奥の光のなさ、口調などを意識しながら演じています」と語った。

演じていて難しい点を聞くと「僕は少ししか台詞がないから、皆さんと比べて大変だとかは言っていられない感じです」と恐縮しつつ、「逆に言えば、表情だけでストーリーを繋ぐ役目があるので、 そういうところでしょうか。また、法廷のシーンは人が多いので非常に大変です。1シーンにつき100近いカット数を撮るので集中力をキープしなければいけないし、スタッフ、キャストを含め、 チーム力が試されるような撮影が続いています」と答えた。

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