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レクサス「LM」はアルヴェルとの差別化を徹底できている? 実車で検証

マイナビニュース / 2024年6月3日 11時10分

画像提供:マイナビニュース

レクサス初のミニバン「LM」が、ついに日本でも発売となった。しかも最初に登場したのは、ミニバンながらショーファーカーに特化した2列シート4人乗り仕様の「“EXECUTIVE”」(2,000万円)だ。このクルマ、「アルファードのレクサス版では?」との見方もあるが、実際のところは? 実車を確かめてきた。

なぜLMが日本に?

日本では新型車として2023年10月にデビューしたレクサス「LM」だが、実は、世界的に見ると同モデルは2代目にあたる。初代LMは2019年4月の「上海モーターショー」に登場し、中国やアジアで販売されてきた。

これらの地域に行ったことのある人は知っているかもしれないが、現地ではトヨタ自動車のミニバン「アルファード/ヴェルファイア」(アルヴェル)の人気が絶大で、さらに上級な車種を望む人も少なからずいた。そこでレクサスは、先代アルヴェルをベースに初代LMを開発した。

現行型LMも初公開の場は上海モーターショーであり、中国やアジアがメインマーケットであることに変わりはない。プラットフォームを現行のアルヴェルと共用している点も同じだ。

それでは、なぜ今回は日本でも販売することにしたのか。

日本では近年、政治家や芸能人などが、アルヴェルを運転手付きで使うケースが増えている。特に東京都内では、非常に多く見かけるシーンだ。レクサスとしては、我が国にも(ミニバンの)さらなる上を望むユーザーがそれなりにいると判断したのかもしれない。
プレミアムブランドらしい格調の高さ

レクサスでは、ブランドのフラッグシップとなるラグジュアリークラスの車名に「L」を使ってきた。セダンの「LS」、クーペの「LC」、SUVの「LX」、そして、ヨットの「LY」だ。なので、ミニバンの車名が「LM」となるのは自然な流れと言える。

実車に対面してまず感じたのは、大きなグリルと薄いヘッドランプの組み合わせがうまいということ。アルヴェルよりスムーズに処理してあるし、主張は控えめで、プレミアムブランドならではの格調の高さが伝わってくる。

ただしこれは、取材車のボディカラーが「ソニックチタニウム」と呼ばれるシルバー系だったためもある。ブラック系やレッド系を選ぶと、グリル内のシルバーのアクセントが主張してくるので、違う印象になるかもしれない。

ボディサイドはウィンドー下端のラインを水平基調とすることで落ち着きを出しつつ、下のパネルはキャラクターラインを入れてダイナミックさも表現している。アルヴェルとは明確に違うし、サイドウィンドー後端の処理はSUVの「RX」に近いなど、他のレクサスとの統一感も伝わってくる。

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