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【ミニレビュー】AirTagを超えた? ワイヤレス充電対応のカード型紛失防止タグ

マイナビニュース / 2024年5月31日 22時23分

そのような点に不満を感じている人を狙い撃ちしたかのように登場したのが、ロジテックINAソリューションズのカード型忘れ物防止タグ(実売価格は3,800円前後)。AirTagと同じく「探す」ネットワークに対応した製品ながら、前述のAirTagの欠点をことごとくつぶした仕上がりになっています。

本体はクレジットカードと同じサイズで、厚みはわずか1.7mmと極薄。端にはストラップホールを設けており、ストラップやリングを用意すればさまざまな場所に取り付けられます。

これほど薄いのに、内部に100mAhのリチウムイオンバッテリーとワイヤレス充電機能を搭載しており、手持ちのQiやQi2規格のワイヤレス充電器にポンと載せるだけで充電できるのもポイント。1回の充電で最大6カ月使用でき、最大で300回の繰り返し充電が行えるため、ざっくり150年は持つ計算です。

唯一、「UWB」には対応しない点がAirTagに対する欠点です。UWBは「超広帯域無線通信技術」(Ultra-Wide Band)と呼ばれる技術で、UWBに対応するAirTagは持ち物の位置を高い精度でiPhoneの「探す」アプリ上に示すことができます。このカード型忘れ物防止タグはUWB非対応のため、その機能が利用できません。この点が実用性をどう左右するか、気になっている人も多いでしょう。

実用的に使えるかをチェック

このような特徴や注意点を持つカード型の忘れ物防止タグ、早速使ってみました。

手にした感触は「ちょっと厚いクレジットカード」でズッシリとした重さもなく、ここに電子回路やバッテリー、ワイヤレス充電部、スピーカーが詰め込まれているとは思えないほど。厚みはクレジットカードの2倍ほどありますが、多くの財布やカードケースに問題なく収まります。収納しても財布がふくらむことはなく、財布の形が崩れるのを嫌う人も満足できるでしょう。

まず便利だと感じたのが充電です。手持ちのQi充電器に載せるだけで充電ランプが点灯し、そこそこ厚みのある本革製カードケースに入れた状態でも問題なく充電できました。充電が始まるとカード表面のLEDが点灯するので、充電ポイントを探し当てるのも苦労しません。バッテリーは6カ月ほど持つので、季節ごとに充電すればバッテリー切れになることなく運用できそうです。ワイヤレス充電に対応したことで一切の端子がなく、本体は防水仕様なのも評価できます。

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