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『光る君へ』源明子役の瀧内公美、鬼気迫る呪詛シーン回顧 「恥ずかしい(笑)」と照れるもやりがい実感

マイナビニュース / 2024年6月2日 20時45分

自身が呪詛しているシーンを観たという瀧内。「ちょっと恥ずかしいですよね」と苦笑いを浮かべ、「物語全体で、貴族の方々は基本的にすごくたおやかじゃないですか。源倫子(黒木華)さんなんか、おしとやかに猫を愛でていたり……。そのなかで呪詛するわけで。ですが(花山院を演じた)本郷奏多さんが似たような形で経をあげているシーンを拝見して、客観視するととてもやりがいのあるシーンをやらせていただいたんだなぁと思いました」と茶目っ気たっぷりに語った。

激しい情念を持つ女性を演じている瀧内だが「役に入り込むということが一切ない」と語る。常に自分が演じる役が、作品のなかでどんな役割を担っているのかを客観的に見ているというのだ。

「道長を中心に倫子さんをはじめ、いろいろな女性がいる。明子は妾なのですが、他の女性に対して“負けられない”というのがまず軸として大事なのかなとは思っています。そのなかで、倫子さんは最強だと思っていて。出自もよく人を妬むことを知らない。それが逆に怖い感じなのですが、だからこそ強すぎる(笑)。自分はその逆側としていった方がいいのかなと思っています」

○柄本佑を絶賛「ただそこにいるだけで成立する人」

物語が進むにつれて、道長に対する明子の気持ちも変化していく。瀧内は「道長さんは非常に優しい人であるし、旦那さんとしては素敵な人なのですが、明子が狙っているのは、パートナーが欲しいとかではないと思うんですよね」と解釈を述べ、「いまの時代では考えられないですが、いかに男子を産めるか、そして家の地位を上げていくか。好きかどうかより、そちらが強いのかなと。その意味で、正直私は、明子が道長さんに対してどう思っているのか釈然としない中、曖昧な気持ちで演じています。好きに見えたら好きなのだろうし……。視聴者のみなさんに委ねたいですね」と語った。

道長役の柄本とは、映画『火口のふたり』でがっつりと共演した関係性だ。瀧内は「佑さんは何も言わずに一緒にいられる人。全然会話などをしなくても成立する方なので、とても楽です」と評し、「佇まいがとても素敵。ただそこにいるだけで成立する人。でもそれができる人って、高い技術を持っている方なんだと思うんです。足し算、引き算、掛け算、そしてなにもしないという選択ができる人。本当にすごい方です」と絶賛する。

明子と自身の共通点を問うと「私は、子供はいませんが、明子さんが子供のことを大切にしているところは共感が持てます。私も自分の大切なものを守るためには戦いに行くことは厭わないので」と回答。瀧内自身も「私も物事ははっきり言うタイプ。分からないことは分からないし、おかしいと思ったら『それっておかしくないですか?』と言ってしまいます。もう少し大人の振る舞いができるようになりたいです」と笑っていた。

■瀧内公美
1989年10月21日生まれ、富山県出身。2012年に本格的に女優としての活動を開始して以降、数多くの映画やドラマ、舞台などに出演。映画『彼女の人生は間違いじゃない』(2017)で第27回日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、映画『火口のふたり』(2019年)で第93回キネマ旬報主演女優賞、映画『由宇子の天秤』(2021)で第20回ラス・パルマス国際映画祭(スペイン)最優秀女優賞、第31回日本映画批評家大賞主演女優賞、第31回日本映画プロフェショナル大賞主演女優賞などを受賞した。

(C)NHK
(磯部正和)



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