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「iPhoneにマイナンバーカード」、疑問点を取材してまとめてみた

マイナビニュース / 2024年6月3日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

マイナンバーカードをiPhoneのウォレットに追加して利用できるようになる、とアップルが発表しました。iPhoneを使って、役所や病院などで本人確認ができるようになります。ただ、アップルの発表内容だけでは細かな部分が分からず、もともと扱いに気を遣うマイナンバーカードだけに、「iPhoneに追加するとネット経由でハッカーにデータを盗まれないか?」「もしiPhoneをなくしたらどうなる?」と不安に感じている人も少なくないようです。

そこで、取材を通じて分かったことや疑問点をまとめてみました。結論としては、「プラスチックのマイナンバーカードを持ち歩く必要なく、より安心・安全にマイナンバーが活用できる」と感じました。

どのiPhoneがマイナンバーカードの追加に対応している?

「iPhoneにマイナンバーカードの追加が始まる2025年春後半の時点で、最新のiOSに対応するiPhoneであれば利用できる」ことが取材を通じて分かりました。現行のバージョンはiOS 17なので、今年の秋にリリースされるとみられる次期iOS(iOS 18?)にアップデートできるiPhoneならばマイナンバーの追加に対応するとみられます。

現行のiOS 17は、iPhone 8やiPhone X以前の機種がアップデート対象外となったため、次期iOSではiPhone XSやiPhone XRなどのモデルが“落選候補”になりそう。iPhone 11以降の機種であれば対応できる可能性が高いと考えられます。
iPhoneにマイナンバーカードを追加すると、どんなメリットがある?

クレジットカードや交通系ICカード、航空機のチケット、学生証などを登録してiPhone上で管理や利用ができる「ウォレット」に、マイナンバーカード内のICチップに記録されている情報をコピーし、プラスチックのマイナンバーカードと同様に使えるようになります。

ウォレットにコピーされるマイナンバーカードの情報は、公的個人認証に使われる「電子証明書」、カードに記載されている「氏名、住所、生年月日、性別、個人番号、本人の写真」など、必要最小限の情報のみ。税や年金、健康診断結果など、プライバシー性の高い情報はありません。

プラスチックのマイナンバーカードにはないメリットが、「カード面に記載されている氏名や住所、写真などの情報を見られずに済む」ということ。サイドボタンをダブルクリックしてFace IDによる認証を済ませない限りカードが表示されないので、手にしたマイナンバーカードを誰かに覗き見られて個人情報が漏れる心配はありません。
iPhoneにマイナンバーカードの情報を登録したら、それまでのマイナンバーカードは使えなくなる?

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