1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

福士蒼汰、撮影中に叫んだ松本まりかを見て台本にない涙「感情的になって…」

マイナビニュース / 2024年6月3日 20時1分

画像提供:マイナビニュース

映画『湖の女たち』(公開中)のトークイベント【圭介編】が2日に都内で行われ、福士蒼汰、大森立嗣監督が登壇した。

同作は、吉田修一氏の同名小説の実写化作。琶湖近くの介護施設で100歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく。
○■映画『湖の女たち』トークイベントに福士蒼汰登場

「松本さんはおもしろかったですね」と切り出した福士は、「すごくまじめで、ピュアなんですよね。そこを信じたいみたいなエネルギーが強い人なんですよね。だからわたしは佳代になるんだという覚悟が強い人で。俺なんかは休みになるとご飯を食べに行ったり、彦根城に行ったりしてたんですけど(笑)。逆に彼女は常にオンの状態でいたんですよ。休日も台本とにらめっこしていたり、狭い場所でジッとしていたと言っていましたけど、そうやって自分を追い込んで。そしてその追い込んだ自分が、さらに自分を追い込む、という複雑なことをしていた。それが佳代らしいというか。圭介がスイッチを押してしまったことで、波が押し寄せてしまい、それが自然になってしまった。そこで松本さんの生き方と、佳代の生き方とがリンクしたような感じがあって。つらいんだけど、でもやらなきゃいけない、でも波に乗るのはすごく気持ちも良いという感覚がある気がして。逆に、僕もそうですけど、圭介は最初にスイッチを押したんですけど、あとは客観的に引いていくんですよね。なんだか波があって、引いて見ている感じはありましたね」とふたりの関係性を分析してみせた。

さらに「今日はまりかがいないから言っちゃおうかな」といたずらっぽく笑った大森監督は、佳代を演じた松本に向けた演出について言及。松本は同作の撮影を「表面的なことではなく、ちゃんとこの映像の中で本当に生きろと言われたようで恐ろしかった」と述懐し、大森監督が俳優を全肯定して、すべてを任せてくれるからこその苦しさを常々述べていた。

大森監督はその意図について「やはり現場はすごく大変だったんですけど、大変だからといって、そこで(松本の演技について)ダメだよというのは簡単なんですよ。だから俺は絶対に何も言わない。(福士)蒼汰は『フォローしようと思えばできますけど、(圭介と佳代という役柄の上での関係性もあるので)僕は何も言わないですけどいいですか?』と言ってきたんで、『それでいい』と言ったんです」と明かす。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください