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受賞各社から開発秘話が続々、「カメラグランプリ2024」贈呈式

マイナビニュース / 2024年6月4日 21時0分

画像提供:マイナビニュース

「写真の日」を前にした5月31日、この1年間に発売されたカメラや交換レンズ、アクセサリーなどから優れた製品を選ぶ「カメラグランプリ2024」の贈呈式が開かれました。大賞をはじめとする各賞を受賞したメーカーの開発担当者らが出席し、受賞の喜びや製品の開発秘話を語ってくれました。

○大賞:ソニー「α9 III」

カメラグランプリ2024で大賞に輝いたのは、ソニーのフルサイズミラーレス「α9 III」。α9 IIIは、ユーザー投票による「あなたが選ぶベストカメラ賞」にも選ばれ、ダブル受賞となりました。

ソニーのイメージング事業を統括する大島正昭さんは「2023年のカメラグランプリを受賞したα7R Vは、AIプロセッシングユニットと4軸マルチアングル液晶が評価されたが、今年のα9 IIIはそれらを備えたうえで、グローバルシャッターとモンスターみたいなイメージセンサーを盛り込んだ点が評価されてうれしく思う。賞をもらっても立ち止まることなく、新たな感動を提供できる製品作りをしていきたい」と語りました。

イメージセンサーの開発を担当したソニーセミコンダクタソリューションズの木村匡雄さんは「民生機器にグローバルシャッターを入れ込むのは難易度が高かったが、狙った一瞬を切り取る価値を提供したい、という強い思いでこのセンサーを作り上げた。単にグローバルシャッターを積むだけならば簡単だが、受け入れてもらえる画質を提供するのが難しかった」と振り返ります。

α9 IIIのプロジェクトリーダーを務めたソニーの齋藤靖好さんは「新時代の映像表現ができるカメラを目指して開発した。多くの人に“ゲームチェンジャーだ”と評価してもらえてうれしい。α9 IIIは革新的なイメージセンサーを搭載しているが、周辺のハードウエアやソフトウエアの磨き上げがあってこそ、120fpsのAE/AF連動高速連写が可能になった。関係する部門は多かったが、各チームで同じ認識を持って開発を進めたことで実現できた」とチームワークが製品に結実したと語ります。

○レンズ賞:ニコン「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」

レンズ賞に輝いたのは、ニコンの大口径中望遠レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」。あなたが選ぶベストレンズ賞も獲得し、こちらもダブル受賞となりました。

ニコン光学本部長の恩田稔氏は「新しい映像表現を追求したい、ユーザーがワクワクするレンズを提供したい、と考えて作り上げたレンズ。大口径のZマウントの高いポテンシャルがあったからこそ挑戦できた。開放絞りでも丸いボケが楽しめ、高い解像力を持ち、背景は柔らかく自然に描いてくれる。主題の輝きと背景の美しいボケが調和した幻想的な表現が可能になった。何気ない日常が特別な瞬間に変わるのを、Plenaで体験してほしい」と語ります。

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