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「motorola edge 40 neo」の実機をチェック!edge 40の廉価版と片付けるには惜しい良機種

マイナビニュース / 2024年6月5日 21時50分

実は「edge 40より下」とも言い切れない?スペックを比較

冒頭の話に戻ると、neoは端的に言えば「edge 40の廉価版」というポジションです。直販サイトにおける通常価格ではedge 40が64,800円、edge 40 neoが54,800円と1万円の価格差があります。

ただ、実際には発売時期の違いから大手家電量販店ではすでにedge 40が5万円台になっていたり、MVNOによる回線セットでの割引例としてはIIJmioのMNP特価(9月2日まで)はedge 40/edge 40 neoのどちらも19,800円で同じだったりと、「neoの方が安いから」という選び方にはなりにくいかと思います。

そうなると一体どう違うのか、ポジションがあいまいに思えてくるのですが、ここでedge 40とedge 40 neoのスペックを比較してみましょう。

SoCはedge 40がDimensity 8020、edge 40 neoがDimensity 7030(いずれもMediaTek)。メモリや内部ストレージは同等です。

昨年執筆したedge 40のレビュー記事を参照すると、Geekbench 6によるCPUベンチマークスコアはシングルコア1,126点/マルチコア3,693点で、3DMark(Wild Life)のグラフィックベンチマークスコアが4,476点。現在の基準ではミドルハイと言えるかどうかの境目といったところです。

edge 40 neoのスコアはGeekbench 6がシングルコア987点/マルチコア2,329点の3DMark(Wild Life)が2,597点ということで、QualcommのSoCでいえばちょうどSnapdragon 6 Gen 1搭載機と同じぐらい。ミドルレンジど真ん中のスペックと言えます。

ベンチマークスコアだけでいえば確かにワンランク差があるものの、実際の利用シーンを考えると「edge 40ならゲームも快適に遊べる」というような大きなアドバンテージがあるとまでは言えず、分かりやすく言えばどちらも「ゲームには向かない、日常利用ならぼちぼち」という範疇です。上位機種を選ぶべきと言い切れるほどの差ではないでしょう。

表中ではスペースの都合で省略しましたが、ディスプレイについては画面サイズのほか、2,400×1,080(20:9)のフルHD+解像度でリフレッシュレート144HzのpOLED(有機EL)という点も一致。ただ、ピーク輝度やタッチサンプリングレートなどneoでは公表されていない部分もあり、完全に同一のパネルかまでは確証を持てないところです。両方見た限りでは明確な差は感じられませんでした。

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