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脱「パワポっぽい」 Canvaでオシャレなプレゼンを 第17回 スライドをPDFや画像に変換してダウンロードする方法

マイナビニュース / 2024年6月6日 9時0分

ファイルの種類に「JPG」を選択した場合は、以下の図のような設定画面が表示される。画像の「サイズ」や「品質」を設定する項目が並んでいるが、これらの設定を変更できるのは有料プランのCanvaを契約している方のみ。無料プランの方は「画像化するページ」だけを選択できる。

続いて、「ダウンロード」ボタンをクリックすると、各スライドを「画像ファイル」としてダウンロードできる。

なお、複数のページをダウンロードした場合は、zip形式の圧縮ファイルがダウンロードされる仕組みになっている。この圧縮ファイルを展開すると、各スライドを個別の「画像ファイル」として扱えるようになる。

JPGやPNGは、多くのアプリが対応している“一般的な画像ファイル形式”といえる。よって、通常の画像ファイルとして自由に扱うことが可能となる。以下の図は、Windowsに付属する「フォト」アプリで画像(スライド)を閲覧した様子だ。

プレゼンテーションの場合、各スライドが1920×1080ピクセルの画像ファイルになるため、ディスプレイの画面解像度と同じピクセル数(縦横比)になるケースが多い。よって、画像を全画面表示することで“疑似的なスライドショー”を実現することも可能だ。
スライドを「PowerPoint形式」に変換してダウンロード

そのほか、スライドを「PowerPoint形式」のファイルに変換してダウンロードする方法も用意されている。この場合は、ファイルの種類に「PPTX」を選択すればよい。

ダウンロードを実行すると、アイコンが真っ白の「PowerPointファイル」が表示されるが、これはサムネイルを作成できていないだけで特に問題がある訳ではない。

ファイルをダブルクリックするとPowerPointが起動し、スライドが表示されるのを確認できるはずだ。

ただし、完璧にPowerPoint形式に変換されるとは限らない。上図の場合、「三角形」の図形に枠線が追加されている……、などの変換ミスが生じている。そのほか、PowerPointとは根本的な仕組みが異なる「アニメーション」も引き継がれない仕様になっている。

このように若干の不具合はあるものの、「Canvaで作成したスライドをPowerPointでも利用できる」というのは、大きなメリットといえるだろう。多少の変換ミスであれば、PowerPoint上で編集して修正することも可能だ。「メモ」に記録した発表用原稿も、そのまま「ノート」として引き継がれている。

状況によっては、Canvaで「テンプレートを適用しただけのスライド」を作成し、それをPowerPoint形式に変換してダウンロードする、といった使い方もアリかもしれない。この場合、すべて編集作業をPowerPointで行うことになるので、Canvaの操作方法を詳しく覚える必要はない。

要するに、Canvaのテンプレートだけを利用して、編集作業はPowerPointで行う、という形になる。実際には、グループ化の解除など、面倒な作業が色々と生じてしまうが、気になる方は試してみるとよいだろう。
(相澤裕介)



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