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柿澤勇人&宮澤エマ、「演劇賞に全く縁がない」と話していた2人が菊田一夫演劇賞に

マイナビニュース / 2024年6月6日 14時19分

画像提供:マイナビニュース

第49回菊田一夫演劇賞の授賞式が6日に東京・東京會舘にて行われ、石丸幹二、井上芳雄、安蘭けい、柿澤勇人、宮澤エマ、三浦宏規、ウォーリー木下、前田美波里が登場した。

同賞では、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する。
○■第49回菊田一夫演劇賞 演劇賞を受賞した柿澤勇人、宮澤エマ

柿澤は「人間、一生懸命誠実に頑張ればなんとかなっちゃうんだな、報われるんだなというのが正直な今の思いです」としみじみ。今回評価された『スクールオブロック』ではギター、『オデッサ』では鹿児島弁・英語と挑戦が多かったというが「『スクローブロック』の演出の鴻上尚史さんから『カッキー、あんまり頑張りすぎるなよ』と言っていただきまして、それが本当に救われました。ただ、稽古の途中で鴻上さん自身が体調不良でご自宅と稽古場をリモートで繋ぎながら稽古をするなんていうシチュエーションもありました。『頑張りすぎてるのは鴻上さんじゃん』と思ったんですけど、『俺はまだまだ頑張らなきゃいけないな。努力しなきゃいけないな』と思いました」と振り返る。

さらに「『オデッサ』ではあんまり記憶ないんですけど、ずっと下向いてたんでしょうね、多分。脚本・演出の三谷(幸喜)さんが気を遣ってくださって『柿澤さん大丈夫、僕には見えてますから』という言葉をいただき、すごく救われました。ただ、終わった後に『鹿児島弁と英語で芝居なんてやったことない。どうしてそういう設定を当て書きされたんですか?』と聞いたら、『見切り発車です』『しゃべれる確信はなかった』と。何も見えてなかったんだなと思いまして、恐ろしいな、鬼の三谷幸喜さんなんだなと思いました」と苦笑。「演劇をやっていると、今後も高い美しい壁がたくさん待ち受けていると思いますし、それでも諦めずに一生懸命誠実にこれからも精進してまいりたいなと思います」と締め括った。

同じく『オデッサ』、そして『ラビット・ホール』の演技が評価された宮澤は「2023年の初舞台からちょうど10年目でございまして、初めて主演の作品をやらせていただいただいてすごく嬉しかったんですけれども、本当に恵まれたご縁と作品とカンパニーのおかげで今があるんだなっていうことを感じる10年目でした」と感謝。「その10年前の作品は柿澤勇人くんと一緒で、『オデッサ』の稽古中に『10年経ったけど、私たち演劇賞に全く縁がないね』という話をしていたら、2人でこういう風に素晴らしい賞をいただくことができたので、本当に嬉しく思っています」と2人揃っての受賞を喜ぶ。

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