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Windows Subsystem for Linuxガイド 第36回 WSL2でDockerを使う その2「Dockerエンジン編」

マイナビニュース / 2024年6月10日 17時57分

Dockerエンジンを使う場合、WSLディストリビューションの中で、パッケージ管理コマンドを使ってインストールを行う。dockerは、独自のリポジトリを持っており、パッケージ管理コマンドに対して、リポジトリや証明書の登録を行う必要がある。この設定を行っておくことで、以後dockerエンジンを、パッケージマネージャー経由でアップデート(アップグレード)することが可能になる。ここでは、WSLディストリビューションのうちUbuntu/Ubuntu-22.04上で、Dockerエンジンをインストールする方法を解説する。apt/dpkg系のパッケージマネージャーを使っていれば、手順はほぼ同じだが、パッケージマネージャが異なる場合には、コマンドも異なる点に注意されたい。他のプラットフォームも含めてDockerエンジンのインストールに関しては、DockerのWebサイトのページ(Install Docker Engine|Docker Docs)で解説されている。

ここにはUbuntuのインストール方法(英語)があるが、WSLのUbuntu/Ubuntu-22.04では、curlやca-certificatesのインストールは初期インストールに含まれており、/etc/apt/keyringのパーミッションも設定ずみでありインストールは不要である。

最初に“sudo apt update”でパッケージを更新しておく。次に以下のコマンドでDockerのGPGキーをダウンロードし、/etc/apt/keyringに保存する。これはリポジトリを登録するのに必要な作業だ。

sudo curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg -o /etc/apt/keyrings/docker.asc
sudo chmod a+r /etc/apt/keyrings/docker.asc

次にDockerのリポジトリをaptパッケージマネージャに登録する

echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.asc] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(. /etc/os-release && echo "$VERSION_CODENAME") stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null

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