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Windows Subsystem for Linuxガイド 第36回 WSL2でDockerを使う その2「Dockerエンジン編」

マイナビニュース / 2024年6月10日 17時57分

再度、“sudo apt update”でパッケージの更新を行う。

その後、以下のコマンドでDockerエンジンやdocker cliなどをインストールする。

sudo apt-get install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-buildx-plugin docker-compose-plugin

インストールが終わったら、自分自身をdockerグループに追加して、sudoを使わずにdockerコマンドを起動できるようにする。それには、以下のコマンドを使う。

sudo usermod -aG docker shio

コマンドを実行したら、所属グループを有効にするため、再ログインを行う。同一のWSLディストリビューションは同一のユーザーアカウントを使うので、複数のWSLセッションが起動しているなら、すべてを抜ける必要がある。あるいは、WSLディストリビューションの終了(wsl.exe --terminate)や、WSLのシャットダウン(wsl --shutdown)を行う方がいいかもしれない。

最後に以下のコマンドを使い、インストールや設定が正常に終了したかを確認する。

docker run hello-world

出力に「Hello from Docker!」という表示が、出ていれば問題ない(写真02)。

なお、簡易な方法として、dockerの提供するシェル・スクリプトを使った方法がある。具体的には、以下のコマンドを実行する。

curl -fsSL https://get.docker.com -o get-docker.sh
sudo sh get-docker.sh

1行目のコマンドで、シェルスクリプト(get-cocker.sh)をダウンロードし、2行目のコマンドで実行している。ただし、この方法では、Dockerのアップデートは、ユーザー自身がその有無を確認して、手動で行わねばならない。テストなどの目的で一回だけのインストールを行うのには向いているが、継続的に使う場合には前記の方法を使うべきだろう。

次回は、Dockerデスクトップ、Dockerエンジンのそれぞれのネットワーク接続について解説する予定だ。

> Windows Subsystem for Linuxガイド 連載バックナンバー
https://news.mynavi.jp/tag/winsubsystem/
(塩田紳二)



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