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NTTプレシジョンメディシンが7月に設立、データを軸に医療の個別最適を実現

マイナビニュース / 2024年6月11日 15時53分

画像提供:マイナビニュース

日本電信電話(以下、NTT)は5月10日の決算会見で、個別化医療の実現を目指すメディカル・ヘルスケア事業を手掛ける「NTTプレシジョンメディシン」を7月に発足すると発表した。これに先立ち、同社の代表取締役社長に就任予定の是川幸士氏が会社概要と事業内容について説明する場を設けた。

○NTTグループのメディカル・ヘルスケア事業

NTTグループでは、メディカル領域やヘルスケアに関わるデータの取得から解析、サービスやソリューションの開発、社会実装まで、一気通貫で支援することを目指す。また、オンライン診療をはじめ医療機関のDX(デジタルトランスフォーメーション)、医師の働き方改革の支援なども手掛けている。

グループ内にはNTTデータやNTTドコモ、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、新医療リアルワールドデータ研究機構(PRiME-R)など、ヘルスケア事業を手掛ける多様なプレイヤーを保有する。グループにおいて、高度なセキュリティ環境の下でさまざまなライフデータを取得し、パーソナルデータ流通基盤における分析を通じて、医療機関や製薬企業などに活用されるようなデータ流通基盤の構築を目指す。

○NTTプレシジョンメディシン設立

新会社の設立に伴って、健康診断を中心とした遺伝子検査サービス「Genovision(ゲノビジョン)」などを手掛けるNTTライフサイエンスが、7月1日付でNTTプレシジョンメディシンへと商号変更する。

また、NTT傘下でリアルワールドデータの活用を支援するPRiME-Rと、NTTデータ傘下で治験業務を支援するクリニカルサポートが、共にNTTプレシジョンメディシンの子会社となる。さらに、10月1日付でNTTデバイステクノのモバカル(電子カルテ)事業をNTTプレシジョンメディシンが吸収する。

この新体制により、NTTプレシジョンメディシンのグループが一体となって、データの生成から収集、分析、研究開発まで包括的な研究開発支援を目指すという。データドリブンで個人に最適な医療を提供する、プレシジョンメディシンの実現に寄与するとしている。

○NTTプレシジョンメディシンのビジネスモデル

NTTプレシジョンメディシンが価値を提供する顧客として想定しているのは、「医療機関」「企業健保・自治体」「製薬企業・研究開発」の3つ。既存のサービスやソリューションを活用して、ヘルスケアデータの軸とした各種サービスを展開する。

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