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PCI Express 7.0は標準化に向けて順調に推移、PCI-SIG Developers Conference 2024

マイナビニュース / 2024年6月13日 10時11分

画像提供:マイナビニュース

毎年恒例の「PCI-SIG Developers Conference」が今年も6月12・13日にサンタクララのSCCC(Santa Clara Convention Center)で開催されている(PCI-SIG Developers Conference 2024)。

このPCI-SIG Developers Conferenceの初日に、これも恒例のPress Conferenceが行われたので、その内容をご紹介したい。ちなみに通例だとPCI-SIG ChairのAl Yanes氏が対応をされるのだが、今回はスケジュールが色々あったためか、Richard Solomon氏(Vice President and Compliant Chair)が担当された。

さて今年で設立から32年になるPCI-SIGであるが、流石に会員数はそろそろ頭打ちになってきた感がある(Photo01)。

取締役会のメンバーは昨年から変更はない。このロードマップもお馴染み(Photo02)であるが、Solomon氏曰く「PCIeは決して最速のテクノロジーではない。それなりに高速な帯域を、リーズナブルなインプリメントコストで提供できる技術だ」としており、なのでこのロードマップは引き続き有効、という話でもある。

順調に開発が進むPCIe 7.0

さて当然注目はPCI Express 7.0(PCIe 7.0)であるが、すでにVersion 0.5がメンバー会員に対してレビューに入った事が改めて説明された。通常だとここから0.7、0.9と進んで1.0に到達する訳であるが、そのVersion 0.5の詳細は当然明かせないとしながらも、少なくともVersion 0.5の段階では標準化が困難であるとされるほどの技術的な障壁は無く、標準化に向けて順調に推移している事を伺わせる説明が行われた。またComplianceに関しては、遂にこの2024年第2四半期にPCIe 6.0のPreliminary Compliance Testが開始され、2025年には広くテストが開始されることが説明された(Photo04)。

対応範囲が広いOptical

次がOpticalであるが、こちらもあまりUpdateは無い(Photo05)。

ただSolomon氏が強調したのは、Opticalが現在のCopperベースのモノを置き換えるという動きは特に考えておらず、PCIe 6.0についても将来的なOpticalに向けたECN(Engineering Change Notification)が年内に予定されているが、これはあくまでも現在のCopperベースの仕様を置き換えるのではなく、強化(enhancement)するに留まる、という話であった。

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