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キリンのエレキソルトで減塩カレーを実食! 薄味がコクに変わる神秘を体験

マイナビニュース / 2024年6月13日 16時51分

画像提供:マイナビニュース

キリンホールディングスは、開発を進めてきた電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する食器型デバイス「エレキソルト スプーン」をついに製品化。その予約・抽選販売を、公式オンラインストアで開始した。

エレキソルト スプーンとは?

エレキソルト スプーンは、明治大学(明大) 総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室との共同研究によって開発された食器型デバイス。

同製品は、「減塩の重要性はわかるが辛くて続けられない」という食事療法を行っている人々の声をきっかけに、食べ慣れた濃い味の食事から、薄味の食事に変えても食欲が落ちてしまわないよう、食器にフォーカスをあてて開発を開始し、5年以上の歳月をかけて商品化が実現した。

このスプーンの持ち手部分に付けられた電極パネルを手で触れながら減塩食品を食べると、スプーン先端から微弱な電流が食品に流れ、独自の電流波形の技術によって、塩味やうま味など食事の味わいが増強される。甘いものでも、対象となる食品に塩分が含まれていればその味を増強するとのことだ。

電極が食品に触れた状態で、食品を口に含むことで、電極-食品-口-腕-手元の電極という回路の中に電流の流れができ、効果を発揮する仕組みのエレキソルト スプーンは、通常のスプーンに比べて、食塩を30%低減させた減塩食品の塩味を約1.5倍に増強させるという。

スプーン先端にある電極パネルがスプーンの奥側についているため、大きく口を開けて食べなければならないように思う人もいるかもしれないが、必ずしも電極パネルをすべて口に含ませる必要はなく、食品が電極パネルに触れていれば良い。

しかし、介護などの場面で、他人を介してエレキソルト スプーンで食事をする場合は、回路を作ることができないため効果を感じることができない点は注意が必要だ。

強度は4段階で調整でき、食事内容や個人の感覚によって調節することが可能。食卓で自然に使うことができるよう改良が繰り返され、持ちやすく、高安全性、高耐久性のスプーンとなっている。

エレキソルト スプーンは、食事全般で使用できるが、水分を一定程度含む食品が効果を感じやすいとし、パンやナッツなどの水分量が少ない食品では電流が流れにくく、効果が感じられないとする。そのため、例えば、具沢山のスープ、カレー、雑炊、ラーメンなどといった料理のレンゲ代わりとしての利用などが良いとされる。

とはいえ、体感には個人差があり、料理によっても感じ方が異なる場合もあるため、エレキソルトブランドサイトではおすすめレシピを公開しており、自分なりのアレンジで料理を楽しんでほしいとしている。

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