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窓辺の小石 第170回 ネットの総和

マイナビニュース / 2024年6月14日 10時13分

画像提供:マイナビニュース

最近、筆者の自宅でネットワーク障害が起きた。インターネット接続が遅く、ときどきタイムアウトする。最初は、自宅内機器を疑った。過去にも、スイッチングハブが故障して通信が途絶したこともあったからだ。結果からいうと、回線側の故障で、プロバイダとの接続がときどき切断されるものの、一時的に接続が回復していた。このため、ネットワークが異常に遅いように見えたのだ。

最初、プロバイダのサポートに頼ろうとしたため時間を浪費した。そもそもサポート電話番号を調べるのに時間がかかった。AIチャットがお手上げになるとサポート電話番号を教えるという仕掛けだったのである。電話番号が出たとき、脳内でゼルダ伝説の仕掛けが解けたときの音がした。しかし、電話は全然つながらない。そもそも、電話に出る気があるのかしら?

結論からいうと、接続回線側の機器の問題で、プロバイダ側との接続、切断を数十秒間隔で繰り返していた。NTTの故障受付を使うと、あっさりと故障と判定された。このときすでに夜中だったが、翌日の午後には、回線が復旧した。

こうした問題のさなか、ルーターをしばらく交換していないことに気がついた。そのとき使っていたルーターは、無線LANがIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)までのものだった。ほとんどの機器を有線接続しているのと、スマホは自宅ではほとんど使わないので、無線LANの速度はあまり気にしていなかった。

Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)がそろそろ登場というタイミングではある。だが、「初物」は安くならないし、新製品はファームウェアなどのアップデートが続くだろう。そう考えて、こなれたWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)にしておこうとルーターを交換することにした。

そういうわけで、DHCPの予約リースなどのため、PCのネットワーク設定を調べる必要があった。ネットワーク内の機器を調べる方法に関しては、過去に「今、そこにある機器」で、PowerShellのGet-NetNeighborコマンドを紹介した。

今回は、cmd.exe、PowerShell、Linux(Ubuntu)で主に設定などのコマンドをまとめてみた(表01)。昔と違い、いまでは有線も無線も簡単に接続でき、トラブルシューティングなどもほとんど不要である。なので、こうしたコマンドのこともほとんど忘れかけていた。

Linux登場以前にUNIXを触ったことのある人は、ifconfigやarp、routeといったネットワーク関連のコマンドの記憶があるかと思う。しかし、Linuxでは、ネットワーク関連のコマンドは大きく様変わりしている。もちろん、パッケージをインストールすることで、UNIX互換のコマンドを使うことも可能なのだが、いつまでもUNIXというわけにもいかない。

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