1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第111回 エフェクチュエーション・ロジックを身につけて体験資産を築く

マイナビニュース / 2024年7月5日 9時0分

エフェクチュエーション・ロジックにも通じるものがありますね。キャリアのターニングポイントも、新規ビジネスのターニングポイントも、計画性だけでどうこうできるものではないのかもしれません。

しかし、何でも無計画で良いというわけでもありません。型なしと型破りでは、全く異なるからです。世阿弥が記した能の理論書『風姿花伝』の中に、「核(型)に入らなければデタラメになる。核に入れば窮屈になる。核に入り核を出て、初めて自由の境地に至る」という言葉があります。どんな物事でも、基本や原理原則を習得しておくことは欠かせないでしょう。エフェクチュエーションとコーゼーションの両刀使いになれれば、人材としては引く手あまたかもしれませんね。

○エフェクチュエーションと体験資産

本連載ではこれまでも、「究極の投資は自己投資なのか」や「投資という生き方」の中で、体験に投資することの大切さや無形資産を築くことの大切さをお伝えしてきました。知識や経験、体験、アイディア、人とのつながりも無形資産であり、これらの資産は、自分の行動次第で一生涯増やし続けることができる資産です。

体験にお金を払う人は、投資的な生き方をしている人だと思います。体験に投資していれば、一時的に資産が目減りしたとしても、アイディア次第で後からいくらでも取り返すことができます。お金は取り返せても、チャンスは取り返せません。保険をかけるような生き方では、流れや勢いはわからないでしょう。年齢や立場に捉われず、体験に投資してほしいと思います。何事にも、遅すぎるスタートはありませんから。

なお、2025年には組込型保険のハッカソンも開催するそうです。賞を獲得できるかどうかはさておき、体験として参加されてみてはいかがでしょうか。

中島宏明 なかじまひろあき 1986年、埼玉県生まれ。2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の企業で経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。監修を担当した書籍『THE NEW MONEY 暗号通貨が世界を変える』が発売中。 この著者の記事一覧はこちら
(中島宏明)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください