1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

高橋一生、手塚治虫氏の名作『ブラック・ジャック』挑戦への思い「原作に準拠したドラマを」

マイナビニュース / 2024年6月17日 5時0分

画像提供:マイナビニュース

法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医の姿を描き、“医療のあり方”や“人の生き方”に深いメスを入れてきた手塚治虫氏の名作医療漫画『ブラック・ジャック』。連載開始50周年記念を迎えた本作が、俳優の高橋一生主演で24年ぶりにテレビドラマ化され、テレビ朝日ドラマプレミアム『ブラック・ジャック』として30日(21:00~22:54)に放送される。

このほど行われた囲み取材では高橋が、『ブラック・ジャック』との出会いや作品の魅力、「ビジュアル違和感なくてすごい」「似合いすぎる」とSNSでも話題を呼んでいるビジュアルや衣装について、そして役者として役作りや作品に感じていることを語った。

○ブラック・ジャックは“異形の存在”という印象

――『ブラック・ジャック』に持っていた印象を教えてください。

『ブラック・ジャック』は、医療を通して人間ドラマの礎を気付いた漫画で、手塚さんの人間に対する愛も描かれているのではないかと感じた作品。ハッピーエンドとは捉えられないお話も多くあり、“人の業”も盛り込まれている印象を持っていました。

――高橋さんと『ブラック・ジャック』との出会いは。

小学校3、4年生の頃に出会ったと思うのですが、最初はとても怖かった記憶があります。多くの人が定義する正義のためにやっているのか、自分の正義のためにやっているのか、一体何を考えているのかよく分からなくて、ツギハギのビジュアルを含めて、異形の存在だと感じていました。今作の冒頭で子どもを助けるシーンがあるのですが、子役の方が怖がって泣いていたと聞いて。「ごめんなさい」と思いながらも、あの頃自分が感じていたイメージ通りの、怖い存在になれているんだと実感できました。

――ブラック・ジャックを演じることが決まったときの心境を教えてください。

僕には、“岸辺露伴先生”(高橋一生主演NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』)という大切な漫画家の先生がいるのですが、また別の先生を演じられることが非常にうれしかったです。ただ、高橋一生という同じ人間の肉体を通して演じる以上、見た方が露伴を思い出してしまうかもしれないという懸念もあり、職業が違っても同じ“先生”なので、自分の中でしっかり分けられるだろうかと、喜びと不安が同時にあった気がします。

○実現したかった原作のシルエット

――『岸辺露伴』シリーズでもキャラクターデザインを担当された柘植伊佐夫氏が、今作のビジュアルコンセプト、人物デザイン監修、衣装デザインを手掛けていますが、高橋さんがこだわったポイントはありますか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください