1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

AI PC活用の未来像――「インテル Future Tech アイデアソン 2024」開催レポート

マイナビニュース / 2024年6月17日 11時0分

「インテル Future Tech アイデアソン 2024」に参加した26名のソフトウェア開発者に求められたのは、インテルが無償で提供しているAI PC向けソフト開発ツール「OpenVINO」とインテル Core Ultra プロセッサーを活用したソフトウェアのアイデアだ。

審査基準は「インテル Core Ultra プロセッサー搭載AI PCの性能を最大限に生かす革新性」「商業的潜在価値とスケールの可能性」「実装可能性」の3点。審査員として、サイバーエージェント・キャピタルの速水陸生氏、ディープコアの三宅俊毅氏、Scrum Venturesのマイケル松村氏、インテル 執行役員 マーケティング本部長の上野晶子氏、同技術本部 部長 工学博士の安生健一郎氏、同技術本部 テクニカルマーケティングエンジニアの伊藤朋哉氏が参加し、論評を行った。

開会のあいさつを行ったインテルの安生氏は、NPUのアーキテクチャとAI PCのユースケースについて説明。現時点で分かっている使われ方として「プロダクティビティ」「セキュリティ」「コラボレーション」「クリエイティビティ」を挙げるとともに、「キーボードやマウスだけをインプットと考えず、Webカメラやマイク、各種Bluetooth機器などさまざまなデバイスが繋がっていることを想定すると良い」と、参加者にアドバイスを送る。

加えて日本のPC市場の現況を解説することで、参加者に発想の糸口を提示した。

○チームごとに思考の組み立て方に個性

26名は5つのチームに分かれ、ブレインストーミングセッションに入る。ブレインストーミングでの目標は、多数(100個)のアイデアを出すこと、組み合わせたアイデアを深掘りすること、ソフトウェアとしての要件定義、マネタイズするための道筋という4つだ。

各チームはアイデアを付箋に書き込み、机やホワイトボードに貼り付けながらアイデアを整理していく。知人が集まったチームもあれば、初見のメンバーが集まったチームもあり、各チームの思考の組み立て方が異なっていたのが特徴的だった。

ブレインストーミングセッションは休憩を挟んで計4回、それぞれ50~60分の時間が設けられており、かなりの長丁場だ。しかし参加者は疲れた様子を見せることも無く、ときには場所を変えて考えを練ったり、昼食の時間も熱心にアイデアをぶつけ合ったりしながら、発表に向けた準備を進めていった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください