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『約束』中村アン×横山裕の最終回に込めた思い「香坂が葵を救った」Pが秘話語る

マイナビニュース / 2024年6月15日 12時0分

画像提供:マイナビニュース

女優の中村アンが主演を務める読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『約束~16年目の真実~』(毎週木曜23:59~)が、13日に最終回を迎えた。このほど、読売テレビの多鹿雄策プロデューサーが、今作に込めた思いを語った。

○■中村アン主演『約束~16年目の真実~』

今作は、連続殺人犯となった父の無実を信じて刑事となった主人公が、16年ぶりに故郷に戻ってきた途端、ある失踪事件が起きるところから始まるオリジナルの心理サスペンスドラマ。深夜ドラマにもかかわらず、TVer累計再生回数は1,000万回越え(※ビデオリサーチ算出)と話題を呼んでいた。多鹿プロデューサーのコメントは以下の通り。
○■目指したのは妥協のない作品

――『約束』に込めた想いは。

自分が小学生の頃、テレビドラマに感じていた「ここで終わるの!? 来週の放送が待ちきれない!」っていうあの感覚を「今の時代ならどう作り出せるか?」を考え詰めて、全10話連続モノの「心理サスペンス」に挑戦しました。だから「次回への引っ張り」だけでなく、「次のシーンへの引っ張り」までを意識して、全シーン・全セリフに意図がある脚本作り、その意図をキャスト&スタッフの作り手全員で共有する、妥協のない作品を目指してきた結果、たくさんの方に見てもらえて、感想や考察をSNSやYouTube、ネット上で発信してくださり、今の時代の「テレビドラマの醍醐味」を経験できて、本当にうれしく思っています。

――最終回を終えて、今思うこと。

まずは、葵たちのひとつの物語が無事に終わりを迎えられたこと、ここまで作ってきた『約束』を無事に皆さんにお届けできたことにホッとしています。葵と香坂は、この世の不条理を前に、たくさんのものを失ってきました。2人がどこかで復讐の道を選んでいたら、もしかしたら葵か香坂が悪魔になっていたかもしれない。だけど彼らは、「真実を知りたい」という強い信念を持って生きてきた。そんな「人の強さ」を信じたい。それがドラマ「約束」に込めた、ひとつの想いでした。主演の中村アンさんが、桐生葵として「悲しさも辛さも、16年という長い時間も」全てを背負って向き合い、横山さんが隣で寄り添い、16年目の真実に辿り着くことができました。

○■最終話で葵が気づいた“愛”

――最終話について。

最終話で、事件解決後、望野署の屋上で葵と香坂が話すシーンがあります。真犯人の存在に気づけなかったことに苦しみ、後悔する葵に対して、香坂が「もし主役が別の人物なら、ターゲットも変わっていたでしょう。それだけのことです」という言葉をかけます。香坂にしては、論理的な発言でないし、プロファイリングもあまり関係ない仮説です。それでも、無理矢理でもなんでもいいから、「16年、悲しみを背負ってきた葵を救ってほしい」という願いを込めて、横山さん演じる香坂が葵を救ってくれました。撮影現場でも、このシーンを終えた後の横山さんは、全てを出し切って、疲れていました(笑)。その後も、思い入れの強いシーンばかりです。たとえ一人だろうと真相を追い求めてきた葵。第1話で同級生の天草から恋愛事情を聞かれた葵が「……私はもう、そういう人生じゃないから」と答えるシーンがあります。周りからは加害者家族として見られて、この16年を歩んできた葵は、「人に愛情を与えるなんて、自分はできない」と思って生きている。

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