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『アンメット』杉咲花&若葉竜也、9話裏話や印象的なシーン語り尽くす「個人的には…」

マイナビニュース / 2024年6月17日 8時0分

周囲の反響で言うと、同業者の方々からこんなにも感想のご連絡をいただいたのは、初めての経験でした。こんなドラマに関わりたいと感じられるような作品作りができたら……という自分たちの密かな夢が、少し輪郭を成したような気がしてぐっときてしまいます。

――ミヤビの日記や血管吻合もご自身が担っているとのことですが、ご多忙の中、時間をかけ相当な努力を陰でされていて……休憩中や自宅でも何時間でも没頭してしまうため、周囲も一度は止めたと聞いています。ご本人としては、どのような思いから取り組まれたのでしょうか?

負けず嫌いだからです(笑)。去年の12月に監修の石川久先生から初めて縫合を教わった時、全然できなくて途方に暮れました。できないことを突きつけられた瞬間、この先カメラの前に立っても自分は医者じゃないと思ってしまう気がしたんです。目の前にあるたったひとつのことだけでもできるようになったら、川内ミヤビとして存在する自信になる気がして。毎日縫う練習をしました。

――これまでの放送で、好きなシーン、印象に残ったセリフがあればお教えください。

数えきれないほどありますが、9話のラスト、医局での三瓶先生とのやり取りが忘れられません。 現場にいた全スタッフが大きな輪になってリハーサルを見つめ、各部署がアイデアと体力を振り絞って長回しに臨みました。自分でも信じられないほど緊張しましたが、俳優がどんな動きをしても絶対に捉えてやるという熱量で重たいカメラを担ぎ続け、どこが切り取られても最高に美しい光をセッティングし、ひとつの吐息も録りこぼさないほどの気概で音を拾い、祈るように見守ってくれているスタッフさんに囲まれながら行われた撮影。いつまでもああしていたい14分でした。

――杉咲さんのアイデア、ご提案で実現したシーンや撮影方法などもあったと聞いています。(2話のサッカー少年とミヤビが向き合う、高架下でサッカーボールを蹴り合う長回しのシーンなど)具体的にどういったシーンだったか、その時のお考えなどお聞かせいただけますか?

高架下のシーンでは、亮介が自分の状態や気持ちをとても繊細に実感する重要なシーンでした。ゲスト出演というただでさえ緊張する環境のなかで、そこにいる人たちを信じて心を裸にしていく時間はとてつもないプレッシャーに襲われるはずで。少しでもフラットにその瞬間を生きられるために、Yuki監督とアイデアを出し合って、30分間の長回しをすることが決まりました。

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