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日本の労働者の給与、AIスキルにより15%上昇の可能性 - AWS調査

マイナビニュース / 2024年6月17日 16時8分

一方、生成AIに関しては、アジア太平洋地域の雇用主の93%、労働者の90%が、日本では雇用主の79%、労働者の71%が、5年以内に活用すると回答した。

アジア太平洋地域の雇用主、労働者ともに95%以上が生成AIを利用することで、イノベーションと創造性の向上、反復作業の自動化、成果の改善など、仕事において少なくとも1つ以上のメリットがあると回答した。
AIと給与に関する主要な調査結果

アジア太平洋地域の雇用主は、AIスキルを備えた労働者には33%以上の給与を上乗せすると回答した。予想される平均給与の上昇幅は国によって異なり、中所得国において最も大幅な昇給が⾒込まれるという。日本の雇用主は、15%高い給与を支払う意向を見せた。

給与の上昇率が最も大きいと考えられているのがIT部門(44%)で、以下、研究開発(41%)、セールス&マーケティング(39%) と続いている。雇用主はAIスキルや専門知識の習得によってあらゆる部門で給与の増額を期待できると回答している。
AIのスキルに関する主要な調査結果

日本の雇用者の68%が、AIのスキルや専門知識を持つ人材の雇用は優先事項と考えているが、82%が採用に苦労していることがわかった。一方、雇用者の68%が、AI人材育成プログラムの実施方法を知らないと回答した。

さらに、日本の労働者の66%は、利用可能なAIトレーニングプログラムに関する知識が不足しており、労働者の66%はAIスキルが役立つ関連キャリアパスについて確信がないと回答した。

岩田氏は、今回の調査結果について、「5年以内に従業員が生成AIを使って仕事をするという意識が現れている。また、生成AIをどのような事業に実装して何をしたいかを考えるフェーズに来ている。AIスキルを持つ人の給与を上乗せする雇用主が多いことがわかったが、インドでは AIによって掛け算で給料が上がっていく」」
AI関連のAWS認定資格を発表

今回の調査から、AIに関するスキルを習得すれば給与が上がる状況がある一方、AIに関するスキルを取得する手立てがわからない人が多いことが明らかになった。岩田氏は「AIスキルに関する教育内容を企業に伝えることが大事だと考えている」と語った。

こうした状況も踏まえ、AWSはトレーニングサービスとして、「AWS Skill Builder」「クラスルームトレーニング」「AWS認定」を提供している。
AWS Skill Builder

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