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メルセデス最小のEV「EQA」が改良! 変化は微妙? 試乗で確認

マイナビニュース / 2024年6月18日 11時0分

今回の試乗でひとつ気になったのは、渋滞の発生などでカーナビゲーションの経路が変わる際、車線変更を禁止する黄色線の場所で進路変更の指示が出たことだ。それに従えば、交通違反となってしまう。情報の反映の素早さには感心したのだが、車線や交通標識の指示も考慮した進路変更の案内がされるべきだろう。
バッテリー劣化が不安?

冒頭で述べたが、メルセデス・ベンツの哲学は、究極の実用車づくりにある。その使い勝手のよさは、高級車であるか小型車であるかを問わない。

2023年夏、メルセデス・ベンツ・グループのオラ・ケレニウス会長はあえて日本と韓国を訪れ、「乗用車の未来はEVにある」と語った。EQAは同氏の言葉通り、消費者に寄り添った商品として進化していくメルセデスのEVの姿を見せてくれた。メルセデスの価値はプレミアムであるより前に、誰にも身近な存在であるということだ。

EV未経験の消費者にとっては、日常的にスマートフォンを使っている経験から、「バッテリーの劣化」が不安材料のひとつとなっているかもしれない。メルセデス・ベンツ日本では「EQケア」という新車保証を提供しており、5年または10万kmのどちらか早い方までは、一般保証修理/定期メンテナンス/24時間ツーリングサポートの3つが無償となる。駆動用の車載バッテリーは8年または16万kmまで、容量の70%を保証する。

これなら、車検の期間でいえば3回以上の年月が保証されることになる。16万kmといえば年間2万km走れる計算になり、安心材料となるのではないか。ほかに、1年間は急速充電の月額基本料金と充電代が無料になる専用の充電カードも利用できる。

御堀直嗣 みほりなおつぐ 1955年東京都出身。玉川大学工学部機械工学科を卒業後、「FL500」「FJ1600」などのレース参戦を経て、モータージャーナリストに。自動車の技術面から社会との関わりまで、幅広く執筆している。電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副代表を務める。著書に「スバル デザイン」「マツダスカイアクティブエンジンの開発」など。 この著者の記事一覧はこちら
(御堀直嗣)



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