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子どもの外遊びを守りたい - 資生堂「アネッサ」が渋谷の臨川小学校で日焼け予防の出張教室

マイナビニュース / 2024年6月20日 16時43分

このほか肌への優しさ、そして汗をかいても流れない耐水性にも注目して下さい、と岩下氏。実験を通じてウォータープルーフの重要さについて説明する。

そしてクリームの効果的な塗り方についてもレクチャーした。パッケージをよく振ったら、一円玉の大きさにクリームを出して、おでこ、鼻のあたま、顎、両頬に乗せたあと、手のひらで円を描くように塗っていく。そのあとで、首や腕に塗ることも忘れずに。

最後に子どもたちから、日焼け止めにはどんな成分が入っているのか、クリームのほかにスプレータイプもあるけれどどんな違いがあるのか、といった質問があがる。スプレータイプは、頭皮や髪にも簡単に塗れるメリットがあるという。授業を終えて、子どもたちには商品のサンプルが配られた。「すぐに付けてみたい」と、笑顔の弾ける子どもたち。
○■保護者も意識が変わり始めた

担任の上河先生に話を聞いた。紫外線がより強くなったように感じる、この季節。子どもたちからは「肌を日に焼きたくないんです」という声を聞くという。「普段からご家庭でも紫外線対策をされているのだと思います。プールの授業でもラッシュガードがスタンダードになってきました。ひと昔前と比べて、保護者の皆さんの意識が変わり始めているのを感じます」と先生。

来月には夏休みも控えている。学校としては、子どもには外で健康的に遊んで欲しいという思いもある。そこで必ず帽子を被る、適宜日陰に入る、水分補給を忘れない、そして日焼け止め対策をする、ということをしっかり伝えながら、安全に気を付けて遊んでもらえたらと話してくれた。

資生堂の担当者にも話を聞いた。プレミアムブランド事業部の酒井千絢氏は「ひと昔前であれば、日焼け止め=化粧品という理解から、子どもの使用には必ずしも積極的でない学校さんもありました。でも最近では全国の教育現場から、日焼け予防について課外授業をして欲しい、というご要望が寄せられています」と語る。

子ども時代に浴びた紫外線は、大人になってどのような影響が出てくるのだろうか? そんな質問には「紫外線は浴びてから1年後、3年後、5年後、10年後のお肌に影響を及ぼすと言われています。たとえば学生時代に浴びた紫外線が、20代後半になってシミ・シワになってくる。いわゆる”肌老化”という形で影響が出てくることが充分に考えられます。皮膚病、皮膚がんにつながるリスクも0ではありません」。

そして保護者の意識の移り変わりも感じているそうだ。大人になったときにシミが増えないように、という理由で子どものうちから紫外線対策を行う家庭も増えてきたと明かす。「親子で一緒に使える日焼け止め商品の売り上げも、いま伸びています」と酒井氏。

今後は、海外でも日焼け予防の課外授業を行う方針。「日本と同様に、アジアでも紫外線の影響で子どもの外遊びが減っている現実があります。そこで『ANESSA Sunshine Project』では、アジア諸外国にも活動の幅を広げます。今年はベトナムで教室を実施する予定で、2030年までに日本国内で20万人、アジアで10万人の規模感で取り組みを展開していくことを目標に掲げています」と展望を語った。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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