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1万円台で超小型ケース付き! 個性派イヤホン「Beats Solo Buds」を聴く

マイナビニュース / 2024年6月21日 7時0分

Studio Buds+と同様に、Solo Budsも素直でフラットバランス。音楽という素材が持っている魅力を、イヤホンがむやみな味付けをすることなく、ありのまま引き出そうとするチューニングです。近年のBeatsによるヘッドホン・イヤホンに共通する特徴をSolo Budsも継承しています。

サウンドの情報量と力強さについては、上位機種であるStudio Buds+に軍配が上がると思います。特にStudio Buds+はノイズキャンセリング機能を搭載しているので、ボーカルが迫り出してくるような立体感、低音の躍動感が美味しく感じられます。Studio Buds+のエッセンスをしっかりと受け継いでいるSolo Budsも見事なエントリーモデルだと思います。

もしも初めてSolo Budsを聴いた時に、中低音域がとても物足りなく感じるようであれば、それは自身の耳にイヤーチップのサイズが合っていないことを疑うべきです。正しいサイズのイヤーチップを選んでいないのは、たとえて言うなら夏の暑い日に窓を開け放ったままエアコンをかけているようなもの。耳の中に音が満ちあふれるような充実感が得られません。

筆者はBeatsのイヤホンはいつも「L」サイズのイヤーチップがベストフィットします。これからSolo Budsを購入した後に、サウンドの充実感や遮音性能に気になることがあれば、繰り返しになりますがイヤーチップのサイズを見直してみましょう。
ぶ厚くなったBeatsワイヤレスイヤホンのラインナップ

現在のBeatsはアップル傘下にあるオーディオブランドです。アップルのAirPodsシリーズと同じく、Solo BudsもiPhoneにペアリングすると「設定」アプリの直下に「Solo Buds」のメニューが現れ、本体操作のカスタマイズなどができるようになります。Solo Budsを耳に着けていることを自動判別する「自動耳装着検出」や、「探す」アプリで遠隔探索する機能などもAirPodsシリーズと同様に備えています。ただし、空間オーディオやノイズコントロールには非対応です。

Beats独自のチップにより、Androidスマホにも「Beats」アプリを入れれば、iPhoneと同じ使い方ができる点もSolo Budsの特徴といえます。

1万円台前半から買えるSolo Budsが加わったことで、Beatsの左右独立型ワイヤレスイヤホンのラインナップに一段と厚みが増してきました。コンパクトなノイキャン搭載のStudio Buds+、アップルのデバイスと組み合わせればドルビーアトモスによる空間オーディオ再生やダイナミックヘッドトラッキングも楽しめる最上位のBeats Fit Proとも比べながら、自分にとって最良のBeatsイヤホンを見つけてください。

著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。 この著者の記事一覧はこちら
(山本敦)



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