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東奔西走キャッシュレス 第54回 QRコード決済も使えてキャッシュレス100%達成のシンガポール

マイナビニュース / 2024年6月21日 21時54分

ラウパサではクレジットカードも使えるようになっていて、安心してホーカーセンターを体験できます。しかし、このラウパサ以外のホーカーセンターだと、(2カ所回っただけですが)クレジットカードの利用ができないようでした。

その理由はよく分かりません。手数料問題などがあるのでしょうか。ただ、クレジットカードが使えなくてもSGQRは使えるようになっていたので、現地の人の利用には問題なさそうです。

こうしたQRコード決済は、基本的に国内ユーザー向けで、外国人旅行者だと使えないのが一般的。そう思って、現金でのホーカーセンターの利用を考えていたのですが、よく見るとSGQRには「Grab Pay」が入っています。

シンガポールのライドシェアサービスGrabは、クレジットカードでチャージしてその残高でライドシェアの支払いができます。このライドシェアサービスは外国人旅行者も使えるので、普段使っている人も多いでしょう。

この残高をQRコード決済として使うのがGrab Payです。筆者のスマートフォンにもGrabがインストールされており、起動してみるとGrab Payの表記があります。ひょっとして使えるのかと思って試したところ、そのまま支払いもできてしまいました。

これは想定外でしたが、嬉しい誤算です。Grab Payに日本のクレジットカードでチャージをして、店頭に掲げられたQRコードを読み込み、代金を指定して支払いを行うだけで、すぐに支払いができます。

これによって、シンガポール内での現金利用ゼロが達成できました。今回はシンガポール到着後に現金を下ろさなかったのですが、問題はありませんでした。

シンガポール自体は、前述の通りとても小さい国です。人口も少なく、キャッシュレス化は他の国に比べれば容易だったのでしょう。結果として、旅行客も現金ナシで支障はありませんでした。

シンガポールを含めた東南アジアでは、日本のQRコードである「JPQR」との相互運用を目指しています。将来的には、Grab Payを使わなくても例えばd払いやau PAYで海外でも支払いができるようになる見込みです。それまでは、Grab Payでシンガポールは乗り切れそうです。

小山安博 こやまやすひろ マイナビニュースの編集者からライターに転身。無節操な興味に従ってデジカメ、ケータイ、コンピュータセキュリティなどといったジャンルをつまみ食い。最近は決済に関する取材に力を入れる。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。デジカメ、PC、スマートフォン……たいてい何か新しいものを欲しがっている。 この著者の記事一覧はこちら
(小山安博)



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