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48歳で納棺師なった女性の“生きがい” 故人の遺体の映像も見守った中村佳穂「その家族を知られたような気持ち」

マイナビニュース / 2024年6月22日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

●遺族の目の前で亡き人の状態を整える“おくりびと”
ミュージシャンの中村佳穂が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)のナレーション収録に初挑戦した。担当したのは、23日に放送される『おくりびとになりたくて ~大切な誰かと別れるとき~』。母の死をきっかけに納棺師になった女性を追った作品だ。

納棺師に密着したドキュメンタリーということで、納棺される故人の遺体の映像も流れる今回の番組。このシーンに、中村は「その家族を知られたような気持ちで、少し温かい気持ちになりました」と受け止めながら、声を吹き込んだ――。

○きっかけは母の納棺式…心が洗われる思い

通夜や葬儀の前に、遺族の目の前で亡き人の状態を整え、棺に納め、お別れの時間を作る納棺師。2008年に公開された映画『おくりびと』でも注目を集めたが、家族だけで故人への思い出や悲しみを分かち合い、死を悼む時間として近年、納棺師が執り行う「納棺式」の需要が高まっているという。

そんな“おくりびと”になることを志し、17年勤めた会社を辞めた陽子さん(48)が、今回の主人公。納棺師を目指すようになったきっかけは、母の葬式で見た納棺式だ。生前の母に尽くせなかった後悔や無念を抱いていたが、納棺師がつくる“別れの時間”で心が洗われる思いだったという。その時の体験から「自分も納棺師になりたい」と決断した。

アカデミーを卒業し、納棺師として働き始める陽子さん。来る日も来る日も、人の死に立ち会い、家族の悲しみと愛を感じている中、故郷・北海道の父の病状が思わしくないという知らせを受ける…。
○母に重ねる“人のため”の姿勢

48歳にして新しいことに1から挑戦する陽子さんの姿に、「“ここで人生を切り替えなければ”と思って実際に切り替えられるというのが、素晴らしいなと思いました」という中村。「たぶん年齢を重ねると、切り替えなくていい理由から探すと思うんです。“そうは言ってももう年だし”とか “1から勉強するならお金がかかるし”とか。そんな不安な気持ちを持ちながらも、自身の選択をされていて、私もそうありたいなと思いました」という。

シングルマザーとして2人の娘を育て、彼女たちのためにずっと働く人生だった陽子さん。その娘たちが巣立ち、これから“自分のため”の新たな人生が幕を開けるところで、「納棺師」という“人のため”の仕事を選んだことに、中村は自身の母を重ね合わせる。

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