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薄くて軽い外付けGPU、試してみるとハイパワーで便利。Radeon RX 7600M XT搭載「GPD G1」レビュー

マイナビニュース / 2024年6月25日 14時11分

またGPD G1の本体サイズはスマートフォンを二回りほど大きくした程度とパソコンの周辺機器としては小さく、机の上に常に置いて使っても邪魔になりません。

さらに外部接続端子も豊富で、外部モニターを接続できるDisplayPort 1.4a端子が2つ、HDMI 2.1端子が1つ、さらにUSB 3.2 Standard-A端子が3つにSDカードスロットまで備わっています。モニターやキーボード、マウスをGPD G1に繋いでおけば、あとはノートパソコンとケーブル1本で繋ぐだけで大画面でゲームを楽しむことが可能です。

そのため持ち運び重視のモバイル型のノートパソコンを、普段は外や家の好きな場所で使い、ゲームのときだけGPD G1を繋ぐフレキシブルな使い方を行うことができます。

GPD G1を繋いで、ゲーム性能の向上をチェック

ここからは実際にノートパソコンとGPD G1を接続し、ゲーム性能がどれだけ向上するか確認していきます。

ノートパソコンは富士通クライアントコンピューティングの「FMV LIFEBOOK UH(WU2/H1)」を用意しました。CPUにCore i7-1360P、32GBのメモリを搭載し、14型のディスプレイに重量は1kgを切るモバイルノートパソコンです。そのままでは全くゲームには向かないモデルですが、GPD G1を繋ぐとどこまでゲーム性能が向上するのでしょうか。

テストには定番のベンチマークソフトを用い、それぞれGPD G1を繋がない状態・繋いだ状態で計測を行っています。

まずは3Dグラフィックス性能の統合ベンチマークソフト「3DMark」を使い、ゲーム性能がどれだけ向上したかを確認しました。今回はレイトレーシング性能を計測する「Port Royal」、DirectX 12での性能を計測する「Time Spyシリーズ」、DirectX 11での性能を計測する「Fire Strikeシリーズ」を実行しました。

結果として、どのテストであってもGPD G1を接続することで約3~5倍のスコアを記録しました。テスト内容の中でも軽量なFire Strikeでのテストでも約3倍の性能向上を確認することができます。またノートパソコンの内蔵グラフィックス機能はレイトレーシングに対応していないため、GPD G1を繋いだことでレイトレーシングに対応したゲームでは、より高画質なグラフィックを楽しむことができるともいえます。

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