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事例で学ぶ、システムを社内に浸透させるカギ - ノーコード開発にグループウェア

マイナビニュース / 2024年6月25日 11時5分

Garoon導入自体は、社員からの問い合わせもほとんどなく順調だったが、さらに利用を発展させていきたいと考えたときに、ちょっとした模索もあったという。

過去に情報技術グループでは、他部門からの要望を断ってきた歴史があり、社員に「どうせ、言っても無駄だろう」思われ、改善要求が上がってこなかったという。

そこで、西脇氏は積極的に情報収集に努め、ある部署がこういうことをやりたがっているという噂を聞くと、自分から足を運んで少しずつ改善の事例を積み上げていった。すると、その事例を見た人たちから、「あんな風にしたい」「こういうことができないか」という要望が寄せられるようになり、次第に活用が進んでいったという。

同社はGaroonのほかにkintoneも利用しているが、両者の使い分けについて、西脇氏は次のように語った。

「Garoon、kintoneはツールであり手段であるため、目的に合わせて選択しています。業務を改善したい場合、RPA、マクロ、kintoneと、さまざまな選択肢があっていいと思います。あえて、どれかに寄せる必要はないでしょう。本質的な課題がない限り、無理に統合しないというインスタンスで考えています。グループウェアに寄せることが、現場にとって最適かどうかはわかりませんから、必要であれば結果として1つの製品に寄せていくといった考え方をしています」(西脇氏)

Garoonは情報技術メンバーが触ることも多いが、kintoneはユーザーがアプリケーションを作るケースが多いという。

最後に、西脇氏はシステム導入の効果を次のように述べ、講演を終えた。

「ユーザー視点でいくと、情報共有や変化のスピードが大きく進化したと思います。また、いろいろな部門の人からアイデアが持ち込まれるようになったことで、変化のスピードが加速するようになりました」(西脇氏)
(丸山篤)



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