1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

iPadを買うならどれがおすすめ? iPadの賢い見極め方[チップ編] - iPadパソコン化講座

マイナビニュース / 2024年6月27日 11時45分

チップの性能差をさらに詳しく知りたかったら、インターネットで公開されているベンチマークテスト結果を参照するとよいでしょう。有名な「Geekbench」のサイトによると、M4チップを搭載したiPad Pro(11インチ)のスコアは3691のところ、M2チップを搭載したiPad Air(13インチ)は2591、iPad(第10世代)は1564、iPad mini(第6世代)は2114(ともに1コアの性能)となっています。

○「iPadで何をするか」が大事

このように性能だけを見ればM4やM2を選ぶのに越したことはないのですが、自分に最適なチップは「iPadを使って何をするか」によって変わってきます。AppleはいずれのiPad(どのチップ)もユーザが快適に使えるように設計しているため、Aシリーズ搭載機でも標準アプリやサードパーティ製アプリを使った多くの作業を難なくこなすことができます。言い換えれば、一般的なことをするだけなら、処理性能は"普通は"iPad(第10世代)やiPad mini(第6世代)で十分なのです。

では、Mシリーズはどのような場合に選ぶべきなのか。一言で言えば、それは高い負荷のかかる処理を行う場合です。たとえば、4Kや8Kなどの高解像度ファイルを扱う動画編集、リアルタイムで複雑なグラフィックを描画するゲーム、高解像度のモデルやアニメーションのレンダリングを行う3Dモデリングやアニメーション、そのほか音楽制作や科学計算、データ解析などが当てはまります。プロをはじめ、こうした高負荷な処理を頻繁に行う人はM4、またはM2を選んでおいたほうが正解でしょう。

○ステージマネージャはMシリーズのみ

またもう1つ、MシリーズかAシリーズかの判断の分かれ目となるのが、「一部の機能の使用有無」です。iPadOSはさまざまな機能を提供しますが、この中で一部「Mシリーズ」でしか使えないものがわずかに存在します。

具体的には、ステージマネージャ、仮想メモリスワップ、拡大鏡のドアの検知と人の検知機能、画面との距離(これはチップというようりもTruedepthカメラ搭載有無による)です。

特にiPadOS 16で搭載された目玉機能であるステージマネージャは画面に開いているアプリやウインドウを自動的に整理し、マルチタスクを快適に行うのに便利な機能。人によってはまったく使っていない!という人もいますが、そのほかの機能も含めて詳細を確かめて自分に必要かを吟味すると良いでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください