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山田祥平のニュース羅針盤 第443回 ちょっとだけPCに近づいたPixelの新機能

マイナビニュース / 2024年6月25日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

Googleのスマホ、Pixelシリーズ向けの最新の機能追加サービス「Feature Drop」で、Pixel 8シリーズの外部モニターへの出力がサポートされるようになった。iPhoneでは当たり前のようにできていたことだが、なぜか、Pixelではできなかった。ただし、この機能が有効になるのはPixel 8 Pro、Pixel 8、Pixel 8aのみで、Pixel 7a以前では使えない。

また、サポートされるのは、外部モニターへのミラーリングだけだ。つまり、6インチより少し大きなPixelのディスプレイに表示されているのと同じ内容を、モバイルディスプレイや大型テレビなどに投影できるようになる。

○PixelとディスプレイをUSB-Cケーブルでつなぐだけ

やり方は簡単だ。USB 3.0超の両端USB-Cケーブルを用意し、それを使ってPixelとディスプレイを接続する。ディスプレイ側にUSB-Cポートがない場合も少なくないだろう。その場合は、片側がHDMIの映像出力専用ケーブルを使うなり、ドッキングステーションなどを使っての接続となる。

Pixelに限ったことではないが、スマホにはUSB-Cポートがひとつしかない。長時間にわたって映像出力している間、電力供給ができなくなるので、電力をパススルーして映像出力中にも充電ができるドッキングステーションがあると便利だが、多少の出費は覚悟する必要がある。

ミラーリングなので、小さな画面に最適化された文字サイズをそのまま大きな画面に映し出すと大きすぎると感じるかもしれない。その場合は、スマホのディスプレイ設定で、「表示サイズとテキスト」を調整し、すべてを最小にしてしまえばいい。

50インチクラスの家庭用テレビなら、それでも十分すぎるサイズの表示になる。動画コンテンツを見るときには、そのままでも支障はなく、単純に大画面の迫力と音響を楽しめばいい。

○大画面との接続でPixelがPCライクに使えるようになる

スマホの画面を大きく表示できるようになると、いろいろと欲が出てくる。たとえば、Bluetoothのマウスやキーボードを接続してみると、慣れたスマホの操作が新鮮に感じる。何しろ効率が違う。生産性も高い。これならちょっとした報告書やレポートくらいなら書けそうだと実感できる。

若い世代はスマホだけで多くのことをこなすようだが、そのスマホに、キーボード、ディスプレイ、マウスという、いわゆるKVMデバイスを接続することで、まるでパソコンのようにスマホが使えるようになり、生産性が一気に高まる。横画面を二分割して異なるアプリを並べて表示しても十分な実用性を確保できる。

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