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NTT開発のアルゴリズム、スパコン「富岳」の大規模グラフ探索性能を約20%向上

マイナビニュース / 2024年6月25日 15時51分

「Graph500」は、スパコン「京」の時代から、日本が得意とする分野で、京から富岳への入れ替えの際に、日本にフラッグシップスパコンが存在しなかった時期を除き、世界トップを維持しつづけている。

だが、一時は首位陥落の危機もあったという。2022年11月のランキングでは10万2955GTEPSを達成し、2位を大きく引き離していたが、2023年5月のランキングでは、中国のWuhan Super Computerが12万1804GTEPSを記録。従来性能のままでは2位に陥落する可能性があったが、ソフトウェアによる継続的な性能改善によって、13万7096GTEPSを達成し、首位を維持している。

今回のForest Pruningの実装によって、16万6029GTEPSを達成し、2位との差を広げながら、9期連続で首位の座を維持した。

なお、現在、3位には2024年5月時点で世界最速のスパコンである米国の「Frontier」が、2万9655GTEPSと低い水準に留まっているがランクイン。「Graph500ではソフトウェアの影響が大きい。現時点では、Graph500のカテゴリーにおいて、Frontierの性能を引き出すソフトウェアがないのが理由だと考えている。洗練されたソフトウェアが開発されると、いきなり富岳の性能を超えることも考えられる」と指摘した。
(大河原克行)



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