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Windows Subsystem for Linuxガイド 第37回 WSL2でDockerを使う その3「ネットワーク接続Dockerデスクトップ編」

マイナビニュース / 2024年6月25日 16時17分

画像提供:マイナビニュース

今回は、docker desktopのコンテナにネットワークを介してアクセスを行う場合を考える。この連載では、Windows上にdocker desktopをインストールしてコンテナを利用する場合を、「Dockerデスクトップ」と表記する。これは、WSL上にdocker engine(あるいはcli)をインストールして使う方法(同様にDockerエンジンと表記)と区別を付けるためである。

本連載でのDockerの解説に関しては、前々回、前回の記事を参考にしてほしい。

・Windows Subsystem for Linuxガイド 第35回 WSL2でDockerを使う その1
https://news.mynavi.jp/article/20240520-2949249/
・Windows Subsystem for Linuxガイド 第36回 WSL2でDockerを使う その2「Dockerエンジン編」
https://news.mynavi.jp/article/20240610-2962880/

また、Docker自体の使い方を解説することは、本連載の趣旨ではない。Dockerのドキュメント等を参照していただきたい。

評価は、WSL バージョン2.1.5.0(Linuxカーネル バージョン5.15.146.1-2)、をWindows 11 Ver.23H2(OSビルド10.0.22631.3737)の上で行った。docker desktopのバージョンは4.30.0(149282)、dockerエンジンのバージョンは、26.1.1である。
WSLのネットワーク

WSLのネットワークには、networkingモードがあり、NATモードとMirroredモードを切り替えることができる。このあたりに関しては、過去記事「Windows Subsystem for Linuxガイド 第34回 ミラードネットワークモード」を参照されたい。

簡単にまとめると、NATモード、Mirroredモードの違いは、(表01)のようになる。

結論からいうと、Dockerデスクトップを使う場合には、NATモードのままで問題ない。Dockerデスクトップ、Dockerエンジンのどちらの場合でも、コンテナ内のプログラムとネットワークの関係は、WSL上のプロセスとネットワークの関係とは異なることに注意されたい。

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