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あの幻のラーメンだって食べられる!? - 三井不動産が生んだ厳選グルメお取り寄せサービスmitaseruとは?

マイナビニュース / 2024年6月26日 9時31分

画像提供:マイナビニュース

三井不動産が、名店の味を手作りフローズンディッシュで再現して全国に届ける、厳選グルメお取り寄せプラットフォーム「mitaseru(ミタセル)」を本格始動する。2030年には事業規模を50億円まで拡大したい考えだ。都内では25日、サービスの運営主体となるmitaseru JAPANの設立を発表。担当者は「国内外に日本の食文化を発信していきます」と意気込んだ。

○mitaseruとは?

mitaseruは、事業アイデアを持つ社員が社内にいながら起業できる三井不動産の事業提案制度「MAG!C(マジック)」から生まれたサービス。発起人のひとりであるmitaseru JAPANの松本大輝氏は、ローンチの経緯について「コロナ禍で苦しむ飲食店を助けたい、という思いがありました」と振り返る。

現在、飲食業界では人手不足により営業の縮小・閉店を余儀なくされる店舗も増えている。そこで同社では、飲食事業者に新たな課題解決の形としてmitaseruを提案する。松本氏は「mitaseruでは、各店の人気メニューをレシピ通りに再現します。指定食材を仕入れ、専門の料理人が手作りで調理し、商品を製造・冷凍加工、そして販売まで一気通貫で請け負うことで、飲食店との並走を目指すビジネスモデルです」と説明する。

現在のところ、全34店舗が計67商品でmitaseruに協力している。「知る人ぞ知る名店から、予約の取れない超人気店、さらにはミシュランガイドで星を獲得した店舗、果ては今はなき幻の名店まで、三井不動産が厳選したバラエティに富んだ店舗ラインナップで展開します」と松本氏。今後、2026年までに参画100店舗を目指す。

この日、メディアにはいくつかの商品が紹介された。ほとんどの商品が、湯煎+ひと手間で完成するパッケージとなっている。

りんすず食堂の『復刻・レモンラーメン』は、コロナ禍の影響で惜しまれながら閉店した下町の名店の味を復活させたもの。蕎麦出汁とラーメンスープを融合させた唯一無二のスープにレモンを合わせた、優しい味わいが特徴。当時、女性の常連客からは「罪悪感のないラーメン」と親しまれていた。

博多もつ鍋 やま中の『もつ鍋セット みそ味』は、全国でもトップクラスの人気を誇る有名店の看板商品。家庭でも簡単に楽しめるように、もつ・スープ・野菜をセットにして販売するアイデアはmitaseruのオリジナルとなっている。

北イタリアの郷土料理店として知られる神戸・北野のボロネーゼ専門店の味を再現したのが、オステリアブッコ ボロネーゼ『ポルチーニ茸入りボロネーゼ』。じっくり煮込んだ牛肩ロースの旨みを凝縮した、贅沢な一品となっている。

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