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リビングにテレビが無い時代の「小型パソコン」を「mouse CA-A5A01」で模索してみた

マイナビニュース / 2024年6月26日 18時15分

背面には映像出力インタフェースを備えるが、こちらはHDMI出力に加えて15ピンD-SUBのアナログ映像出力も用意している(ただ、HDMIの垂直同期クロックは60Hzまで)。

USB 3.0にしてもアナログ映像出力にしてもSDメモリーカードにしても、最新の規格に対応するのではなく、「日本のユーザーが実際に最も使っていそうな規格を適確にそろえている」あたりに、熟慮を重ねた上で選ばれしインタフェースなんだろうなと納得できる構成と思わざるを得ない。個人的経験でも、デジカメの撮影データを吸い上げようとして最近のノートPCの本体にmicroSDスロットしかなくて(そしてmicroSD→SDメモリーカード変換アダプタを忘れて)難渋することがどれだけあったことか。

ただし、その一方で無線接続インタフェースでは、Wi-Fi 6E(IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠。ただし、最大2.4Gbps対応)が利用できるなど、こちらは最新規格をサポートしてきている。

“第12世代”ハイエンドCPUに匹敵する処理能力

そのmouse CA-A5A01はCPUとシステムメモリ容量、ストレージ容量、OSによって構成のバリエーションを用意している。OSで選べるのはWindows 11 Home 64ビット版かWindows 11 Pro 64ビット版。そして、CPUはAMD Ryzen 5 7530UかAMD Ryzen 5 5500U、システムメモリ容量は16GBか32GB、ストレージ(SSD)容量は256GB、512GB、1TBからそれぞれ選択できる。CPUでAMD Ryzen 5 7530UとAMD Ryzen 5 5500Uの差額は2万円になる(2024年6月20日時点でAMD Ryzen 5 5500U搭載構成は通常より3千円安くなっている)。

今回試用した評価機材はAMD Ryzen 5 7530Uを搭載していた。システムメモリ容量は32GB(16GB×2)、ストレージ容量は1TBとラインアップでは最も上位の構成となる。

Ryzen 5 7530Uは、2023年1月に登場した「Ryzen 7030 Series for Mobile」のプロセッサだ。AMDにおけるAPU世代としてはZen 3を採用している。6コア12スレッドの構成で、動作クロックは基本で2GHz、最大ブーストクロックで4.5GHzとなる。TDPはデフォルトで15W。L3キャッシュメモリの容量は合計で16MBだ。

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