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ラクス、請求書の“受領”領域に参入「早急にARR100億円を達成する」

マイナビニュース / 2024年6月26日 19時19分

画像提供:マイナビニュース

経費精算システムなどを手掛けるラクスは6月26日、東京都内で記者発表会を開き、請求書の受領領域に参入すると発表した。請求書受領を効率化する新サービス「楽楽請求」を7月1日より販売開始、10月1日より提供開始する。紙や電子などさまざまな方法で届く請求書を一元管理し、仕訳や支払業務の効率化につなげる。

新サービス「楽楽請求」、受領から処理・保管まで効率化

楽楽請求は、取引先から届く請求書の受領から社内の申請承認、経理による支払処理、会計処理、保管といった請求書受領後の一連の業務を効率化するサービス。アップロードされた請求書から自動で情報を読み取り、支払情報をデータ化する。AIを活用した高精度の光学式文字読み取り装置(AI-OCR)技術を活用する。

請求書ごとの仕訳も自動作成でき、手入力での仕訳作業や支払用のデータの転記や作成が不要になる。インボイス制度で必須項目となっている適格請求書発行事業者登録番号(T番号)の読み取りも可能で、国税庁のデータベースと自動で照合するため、法対応による請求書確認の負荷も軽減できるとしている。

紙の請求書はスキャンして一括でアップロードでき、メール送付される電子請求書は指定のアドレスへ送付すると自動でアップロードされる。読み取られた支払いデータは、自動で支払い申請に反映される仕組みだ。また、楽楽請求で作成した仕訳情報から会計システムに連携するデータや、支払処理を行うための振込データはワンクリックで作成できる。

「紙や電子などを問わず、受領したさまざまな請求書をクラウド上で一元管理できる。また、申請者が転記する必要がなくなるので、ミス防止や経理での修正・差し戻しの作業の削減につながる」と、26日の記者発表会に登壇した執行役員 楽楽クラウド事業本部 本部長の吉岡耕児氏は説明した。

提供価格は月額3万5000円(税抜)から導入できる。同社によると、月間の請求書処理件数が100件の企業が導入した場合、請求書処理にかかる手作業の時間を年間で約545時間削減できるという。

基本的には、紙やメールで届く請求書のアップロードは導入企業の担当者が行うが、請求書の受領からアップロードまでをラクスが代行するといったプランも用意されている。「競合製品との差別化要因の一つに、低価格を実現していることが挙げられる。当社の財務基盤を生かし、多くの企業が使いやすい価格帯を設定している」(吉岡氏)

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