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東大、培養皮膚を使用した細胞由来の生きた皮膚を持つ顔型のロボットを開発

マイナビニュース / 2024年6月27日 14時55分

今回の研究では、人工物をV字に貫通する穴の内部で皮膚組織をゲル化させて固定する「穴型アンカー構造」が開発されると共に、それを用いて、生きた培養皮膚に覆われた顔型の構造体が作製された。なお、培養皮膚は生体の皮膚と同様に、真皮細胞とコラーゲンからなる「真皮層」と、内部組織の水分量を保ち周囲の有害物質を通さないバリア機能を持つ「表皮層」の2層構造となっているという。

また、アンカー構造による皮膚組織への動力伝達のデモンストレーションとして、モーターの動力が穴型アンカーを介して皮膚に伝達されることで笑うことができる顔型ロボットも開発されたとした。

今回の研究成果は、ヒトのような見た目と能力を持つソフトロボットの開発に加え、シワの形成や表情の生理学の解明、化粧品開発や薬剤効能解析のモデル、移植素材としての活用など医療分野、環境に優しい生体素材を用いた人工物の製造分野への活用・発展が期待されるとしている。
(波留久泉)



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