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アット東京の新データセンターが竣工 - ネットワーク拠点型DCに注力

マイナビニュース / 2024年6月28日 5時0分

ガバメントクラウドも視野に

ネットワーク拠点型DCに向けた戦略に関して、解説したアット東京 執行役員 企画本部 プラットフォーム企画部長の杉山智倫氏は「当社は2025年ビジョンとして“つづく、つながる、生まれる共創型DC”を掲げており、ネットワーク拠点型DCに注力し、クラウド企業が展開するサーバ拠点型と、全国にあるエッジ型DC(各地域のDC事業者)との連携を図り、クラウド接続拠点設置や各事業者との相互接続が行われるDCとして便利なプラットフォームサービスを展開していく」と力を込めた。

そのため成長戦略として、まずはキャリアホテル型DCへの変化が必要だったというわけだ。そして、国内主要IXや大手ISPクラウド事業者などコアプレイヤーを誘致・獲得した上で接続し、ビジネス拠点としての利用促進を図ることでエコシステムへの事業者集積を行う。そして、形成されたエコシステムの活用によりDCの利用促進をしていくという。

このような戦略のもとで重要となるものが同社の「ATBeX」だ。これは、同社のDC間および提携DC間で複数の顧客ネットワーク間におけるレイヤ2接続を提供するサービス。クラウドサービスや通信サービス、IX(インターネットエクスチェンジ)サービス、IoTサービスなど、各種サービスへの効率的な接続を実現し、DC内の相互接続が可能なプラットフォームとなる。

杉山氏は「ユーザーさんからクラウドや他のDC、インターネット、ユーザーさん同士をつなげることが可能な自由度の高いネットワークプラットフォーム。構内配線サービスから進化したサービスであり、納期は2営業日(完全自動化の際は数分で提供可能)、オンデマンドで利用帯域のサイジングを可能としている。国内の相互接続パートナーは15社にのぼる」と、そのメリットを説く。

今後、同社では成長戦略を推進していくと同時に、デジタル庁が2025年度末までに整備するガバメントクラウドを活用した標準準拠システムに移行するため、全国1700の地方公共団体のガバメントクラウドへの閉域接続ニーズに対応する。そのため、ATBeXによるガバメントクラウド接続サービスを提供していく方針だ。
(岩井 健太)



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