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電動車なのに荒ぶる12気筒! ランボルギーニ「レヴエルト」を富士で全開試乗

マイナビニュース / 2024年7月4日 11時0分

2回目はオレンジボディの2台目に乗り換えたので、スポーツ走行に入ると迷わずパドルシフトが使える「コルサ」モードを選択。シフトのアップ&ダウンでは、アヴェンタドールほどタイムラグがあって大袈裟なもの(シングルクラッチ式のため)ではないけれど、意外に大きなショックがガツンと伝わってきて(タイミングはとても早いのだが)いい感じ。それに伴って背後の12気筒が図太く吠えるので、これだけで嬉しくなってくる。

3速で最終コーナーを立ち上がって、ストレートで4速、5速にシフトアップしていくと、ステアリングには微振動が伝わってきて、頭がバックレストに押しつけられつつ、豪快に加速していく様が手のひらにも伝わってくる。縦方向のトラクションはまさに、1,000馬力オーバーの底力を証明している。

7速265km/hあたりではまだまだ余裕で、路面が濡れているにも関わらずタイヤがしっかりグリップしている様が把握できる。さらに8速まで上げていこうとしたところで先導車が加速をやめたので、車間が一気に詰まる。まだまだストレートが残っていたのだが、路面状況や後続車との車間が空き過ぎたことを考慮に入れてのことだろう。

一方、ヘアピン手前の100Rや、コース後半の複合コーナーが続く部分では、ボディの重さを感じる瞬間も。大きく、重く、硬いボディがグイグイとコーナーを回っていく様は、どこかGTカーっぽくもある。それをしっかりと支えるのはボディ全体の仕上がりもあるだろうし、足元を引き締めるブリヂストン「ポテンザ・スポーツ」のおかげかもしれない。

現場にいたブリヂストンのスタッフに聞くと、このタイヤはランフラットであるだけでなく、大トルクに対応して内部剛性を高めたり、変形を防ぐため溝の高さを抑えたりなどの専用設計を施してあるそうだ。ランボのお膝元であるイタリアで製造しているというのもなんだか嬉しい(MADE IN ITALYの刻印あり)。

試乗会に参加していたARTAの鈴木亜久里氏も、クルマだけでなくタイヤを含めた総合的な出来栄えの良さをしっかりとほめていたのが印象的だった。

原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら
(原アキラ)



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