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かつて話題を呼んだ「賞金1億円」のeスポーツ『シャドバ』の現在とこれから

マイナビニュース / 2024年7月3日 10時21分

日本のゲーム産業はアニメ・漫画と同様、世界中に存在感を示していますが、翻ってeスポーツ文脈のゲームという観点では、まだまだ発展途上。『ストリートファイター6』『鉄拳8』など、一部の対戦格闘ゲームは海外でもeスポーツシーンが盛り上がっていますが、そろそろ二の矢、三の矢がほしいところです。

そんななか、『Shadowverse』は世界に挑戦するeスポーツタイトルとして大きな期待ができるのではないでしょうか。

新作アプリ『Shadowverse: Worlds Beyond』については、多くの情報が未定ですが、その名前のとおり、世界を視野に入れているのかもしれません。2024年7月4日から7日までロサンゼルスで行われる「Anime Expo」に出展予定なので、そこで日本産eスポーツとして世界からどんな評価を受けるのか、期待が膨らみます。
新作のリリース延期が与える影響は小さくない

先述した通り、新作『Shadowverse: Worlds Beyond』のリリース延期が発表されました。1年弱のリリース延期という決断は、Cygamesにとっても断腸の思いだったに違いありません。

ちなみに、同社が販売・開発するゲームのリリース日が延期されるのは珍しいことではなく、過去には『ウマ娘 プリティーダービー』や『GRANBLUE FANTASY: Relink』など、度々「クオリティアップのためのリリース延期」が行われてきました。

ただ、今回の延期は少し事情が異なります。『Shadowverse: Worlds Beyond』の延期は「RAGE Shadowverse」の一時中断を意味します。また『Shadowverse: Worlds Beyond』移行後の活動に備えていたプロチームの活動に制限がかかり、eスポーツ興行の予定にも狂いが生じたことでしょう。

いずれにしても延期の余波は大きく、『Shadowverse』というコンテンツが「ただのゲームアプリではなくなってきている」のを再認識しました。

メタバース「ワールド機能」への不安

リリース延期の具体的な理由は明かされていませんが、ファンの中では「カードゲーム部分は完成しているものの、メタバース要素の開発の遅れが原因で延期した」という憶測があります。

詳しくは後述しますが、個人的にはこのメタバース要素(公式では「ワールド機能」)が気がかりです。ちょっとしたおまけ要素であればよいのですが、SNSやサードプレイスに近い形での大規模なプラットフォームとしての運用を想定しているのであれば、かなり挑戦的です。

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