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名大、食品成分が身体に作用する機能性を推定できるAIシステムを開発

マイナビニュース / 2024年7月3日 17時58分

アルツハイマー病の重要な病理学的特徴の1つに脳の「老人斑」の形成があり、それは主にタンパク質「アミロイドβ」で構成されていることが知られ、同タンパク質が蓄積すると、認知機能の低下に関わると考えられている。タンパク質「APP」は、アミロイドβの形成に関わる前駆体であり、今回の研究成果から、「フェルラ酸」などがAPPと相互作用することが予測された。過去の研究により、アルツハイマー病モデルマウスにフェルラ酸が投与されたところ、アミロイドβの沈着が低減すると報告されており、今回の予測はそれを反映する結果となったとした。

今回の研究は、食品と機能性を網羅的にコンピュータ上で予測した最初の研究とし、食品機能性について、これまで知られていなかったメカニズムの解明につながる可能性や、疾病予防に対する食品の効率的な活用を促し、健康寿命の延伸へとつながる可能性があるとする。今回開発された手法は、疾病予防のための効果的な食事の選択や、食品化学研究の進展を促進することも期待されるとしている。
(波留久泉)



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