1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

小樽市が歴史的建造物に指定する「大正時代の邸宅」がホテルとして再始動! 閑散期にはリーズナブルな価格で利用可能

マイナビニュース / 2024年7月4日 10時30分

画像提供:マイナビニュース

小樽の観光名所・堺町通りから歩いてすぐ、小樽港を見下ろす高台に立つ旧板谷邸が7月、宿泊施設「Tabist海宝樓 小樽」として装いも新たに再オープンしました。

銀座の次は小樽! Tabist2軒目のフラッグシップ施設

旧板谷邸とは、1926(大正15)年から翌年にかけて建てられた小樽の歴史的建造物。海運業で財をなし、貴族院議員や小樽市長としても活躍した二代目板谷宮吉の邸宅です。

一時は住む人もなく荒れ果てていましたが、引き継いだオーナーが多額の費用をかけて修復し、入浴施設を備えたレストラン「海宝樓」として開業。その後、ホテルを新設し「海宝樓倶楽部」としてリニューアルしたものの、2019年以降は閉鎖されていました。

いわば休眠状態にあった施設を再び甦らせたのが、宿泊・観光産業のDXを推進するソフトバンクのグループ企業Tabist社です。

宿泊施設向けの予約管理システム導入やオンライン販売のサポートなどを主な事業にする同社は、2年前に初めて直営のビジネスホテル「Tabist銀座」をオープン。この「Tabist海宝樓 小樽」が2軒目のフラッグシップとなります。

新たな仕組みで、宿泊施設の個性を活かす

それにしても銀座のビジネスホテルの次が、北海道・小樽の文化財を活用した旅館とは、立地もジャンルも違いすぎる。Tabist 代表取締役社長兼CEOの田野崎亮太さんに疑問をぶつけてみました。

「我々のミッションは宿泊施設の個性を活かす新たな仕組みをつくることです。オーナー様から施設を預かって自ら運営することで、さまざまなトライができる。成功事例を積み重ねて全国ヘ展開していきたいと考えています」

――海宝樓では、たとえばどのような仕組みが活用されるのでしょうか。

「現在の集客はオンラインが中心ですが、Tabistのアプリやサイトに加え、じゃらんや楽天トラベルなどOTA(オンライン・トラベル・エージェント)向けのマーケティングのノウハウを活かします。また、これまでの勘と経験に基づいた値決めを、市場の需要に基づいたダイナミックプライシングに変更。AIが天候や季節、近隣の宿泊施設の価格変動を捉えて最適販売価格をリアルタイムで算出するので、集客や売り上げの最大化を狙えます」

つまり宿泊客の立場からすると、繁忙期を外せば、豪華な部屋にリーズナブルに宿泊できる可能性も出てくるというわけです。

木造の母屋から、渡り廊下でホテル棟へ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください