1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

質の高い睡眠のカギは「テアニン」 - 伊藤園、「氷水出し緑茶と睡眠に関するセミナー」を開催

マイナビニュース / 2024年7月4日 11時19分

画像提供:マイナビニュース

伊藤園は、「氷水出し緑茶と睡眠に関するセミナー」を7月1日に開催した。本セミナーは、氷水出し緑茶の普及を通じて、日本人の睡眠の質を向上させる活動の一環として実施されたもので、睡眠の専門家である医療法人RESM理事長の白濱龍太郎氏と、お茶の専門家である大妻女子大学名誉教授の大森正司氏が登壇。氷水出し緑茶が睡眠にどのような影響を与えるかが紹介された様子をレポートしよう。

○■不眠傾向の日本人、その理由は?

今年2月に「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が、約10年ぶりの睡眠に関するガイドラインとして策定され、4月からは「健康日本21(第三次)」がスタート。「健康日本21(第三次)」では、睡眠時間に関する目標の追加が新たな特長となっている。そして現在、スリープテックなスリープツーリズムといった睡眠サポート関連の国内市場も年々伸長している。

その一方で、日本人は不眠傾向があり、OECD諸国の中でも一日の睡眠時間は最低、さらに、ほぼすべての世代において睡眠による休息・休養が十分に取れていない割合が増加傾向になっていると、医療法人RESM理事長 白濱龍太郎氏は語る。白濱氏からは不眠の背景と、夏の快眠ルーティンについて紹介が行われた。

今年も暑い夏が予想されるが、夏は睡眠時間が短くなる傾向がある。その理由は、睡眠をコントロールするホルモン「メラトニン」が、光の影響を受けると分泌が抑制されることだそう。実際、季節ごとの平均睡眠時間をみると、日照時間が長くなる夏場は冬期と比較して10分から40分前後、睡眠時間が短くなることが明らかとなっている。またメラトニンは光、特にブルーライトと呼ばれるスマートフォンや液晶テレビなどから発せられる光によっても分泌が抑制される。特に精神的な背景がなかったとしても、現代人はブルーライトに照射される量が増え、相対的に睡眠の悩みも増えていると考えられる。

「睡眠の質」という点については、なるべく深いノンレム睡眠がしっかりと取れているうえで、途中で目が覚める「中途覚醒」や早く目が覚める「早朝覚醒」が少ない状態を、「質の高い睡眠」と定義。睡眠の質を高めるためには、なるべく自律神経系の交感神経を刺激せず、睡眠ホルモンが抑制されるような行動を控え、副交感神経を優位にするような行動が求められる。

「我々の脳は非常に、良い意味で騙されやすい」という白濱氏は、睡眠前にストレッチなどのルーティンを作ることによって、脳が副交感神経優位に切り替わりやすくなるとし、さらにリラックス作用のある食品、「テアニン」や「GABA」を接種することもプラスに作用するとの見解を示す。
○■質の良い睡眠のカギ「テアニン」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください