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スポンジは使い捨てずにリサイクル、3Mが再資源化で目指す循環型社会の実現

マイナビニュース / 2024年7月4日 15時51分

このように不織布とスポンジを接着剤で貼り合わせたものがキッチンスポンジであり、不織布(硬い部分)とスポンジ(柔らかい部分)で洗い分けるのではなく、不織布の研磨剤が有無で使い分けるのが正しいキッチンスポンジの使い方だという。

また、キッチンスポンジを長く使うコツとしてスリーエム ジャパンのスポンジ博士こと、ホームケア&コンシューマーヘルスケアマーケット技術部スペシャリストの原井敬氏が教えてくれたのは、“食材や洗剤をしっかり落して、縦に置いておくこと”。通気性がよくなり長持ちするのだという。また、カレーなどの汚れがきついものは、予洗いをしておくのもポイントだとし、毛玉がついたり、穴が開いたりしてきたら交換の時期だと教えてくれた。

スリーエム ジャパンが進めるキッチンスポンジのリサイクルプログラム

キッチンスポンジを新しいものと交換した際、古いものをそのまま捨ててしまうのはもったいない。そうした思いからスリーエム ジャパンでは2019年7月からテラサイクルジャパンと協働してリサイクルプログラムスコッチ・ブライト スポンジ リサイクルプログラム」をスタート。ブランドやメーカーなど関係なく使用済みのキッチンスポンジや、キッチンスポンジの包装プラスチックパッケージなどを回収する活動を行っている。このリサイクルプログラムは個人でも団体でも参加が可能で、2024年5月末時点で回収拠点登録は約180カ所、スポンジ約200個の重さである2kg以上から回収可能としている(食べかすや、油が染みついたキッチンスポンジは対象にならない点に注意。回収ボックスに投入する前に、よく洗い、十分に乾かしてもらいたいとスリーエム ジャパンとテラサイクルでは呼びかけている)。

スリーエム ジャパンでは今後、学校、公共団体、自治体など多くの人が参加しやすい場所への回収ボックスの設置をはじめ、SNSなども活用しながらスコッチ・ブライト スポンジ リサイクルプログラムの浸透を推進し、循環型経済の推進に貢献していきたいとしている。また、それと並行してリサイクル素材や植物由来の素材を使用し環境に配慮された同社製品シリーズ「スコッチ・ブライト グリーナークリーンシリーズ」のさらなる浸透も目指していきたいとしている。

マシンガンズ滝沢秀一氏が語ったサステナブルな社会の実現方法

後半のトークセッションでは、「環境省サステナビリティ広報大使」の肩書を持ち、お笑いコンビ「マシンガンズ」として活躍する傍らゴミ清掃員としても活動し、ゴミの回収・分別や廃棄物削減についての情報発信などでも知られる滝沢秀一氏が登壇。スポンジ博士の原井敬氏と、サステナビリティを意識することの重要性などを語った。

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