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フォルクスワーゲン「ゴルフ」の改良型が登場! 低予算で狙うなら?

マイナビニュース / 2024年7月5日 8時0分

マイルドハイブリッドは1.5Lに一本化

ガソリンエンジンもアップデート。最新のマイルドハイブリッド仕様「eTSI」では1.5Lエンジンを採用した。現行モデルの「eTSI」は1.0Lの3気筒ターボと1.5Lの4気筒ターボの2本立てだったが、改良型では1.5Lの4気筒ターボに一本化される。

同じ排気量のエンジンだが、最高出力85kW(116ps)/最大トルク220Nmと同110kW(150ps)/250Nmの2種類の仕様がある。前者は1.0L 3気筒エンジンの後継となるが、馬力とトルクが向上した上、4気筒化でエンジンの静粛性もより高まるなどのメリットがある。

それ以外のエンジンラインアップとしては、長距離ドライブ派に人気の2.0L直4クリーンディーゼルターボ「TDI」と、高性能モデルとして2.0L直4ターボエンジンを搭載する「GTI」の投入を発表。本国では、最上位の高性能4WDモデル「R」のマイナーチェンジも発表されているので、そのうち日本でも追加されるはずだ。
あえて改良前のモデルを選ぶのもあり?

グレード構成は現行型に準ずるが、価格は現時点で未公表。今は本社と価格交渉を進めている真っ只中にあるそうだ。9月に予約の受け付けを開始するとしているから、その際に、少なくとも新車ディーラーの店頭では価格を知ることができるだろう。正式発表は来年1月の予定だ。

同じくマイナーチェンジが発表された「Tクロス」の動向が、ゴルフ改良モデルの価格を考えるためのヒントとなりそうだ。Tクロスの改良型は、価格こそ若干値上がりしたものの、装備を値上げ分以上に充実させることでコスパを高めている。新ゴルフも同様の流れとなるはずだ。

そこで注目したいのは、現行型ゴルフで1.0Lエンジンを搭載するマイルドハイブリッド仕様の「eTSI Active Basic」と「eTSI Active」だ。これらのグレードは改良型でも継続となるが、エンジンの性能と質感が向上することで、ベーシックなゴルフを狙う人には、より魅力が増すことになるからだ。

特に「eTSI Active Basic」は、基本的な装備を押さえたエントリーグレードとなるので、できるだけ低予算でゴルフを狙いたい人には注目してほしい。同グレードには純正ナビのオプション設定がないものの、スマホナビで十分という人には魅力的な選択肢となるはずだ。

現行型(マイナーチェンジ前)のゴルフは在庫限りとなるので、今回のアップデートに大きな魅力を感じなければ在庫車の好きなグレードを狙うのもありだ。値引きが期待できるし、新車なので保証もしっかりついてくる。また1.0Lの「eTSI」ならば、他のゴルフよりも排気量が小さいので、自動車税や自動車保険で有利となることも付け加えておきたい。

世界の実用車のベンチマークと称えられてきたゴルフだけに、マイナーチェンジによってより良いクルマに生まれ変わっているのは間違いない。あえて現行型を狙うならば、その点も踏まえて後悔のないゴルフ選びを楽しんでほしい。

大音安弘 おおとやすひろ 1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。主な活動媒体に『webCG』『ベストカーWEB』『オートカージャパン』『日経スタイル』『グーマガジン』『モーターファン.jp』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。 この著者の記事一覧はこちら
(大音安弘)



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