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恋愛にまつわる実際の殺人事件をモチーフにドラマ化…長江俊和監督が語る“リアル”な物語の魅力

マイナビニュース / 2024年7月5日 20時0分

「もっとカッコいい名前にしても良かったんですが(笑)、いろいろ調べたら、実際に警察庁が出している資料に『恋愛感情のもつれに起因する~』という文言が書かれた項目があったんです。だからそういった説明的な部署名があってもおかしくないと思って、それこそ“リアル”を目指して付けました」

●野村周平×塩野瑛久の関係性の深まりに「感動」

W主演を務める野村周平と塩野瑛久については、「本当に野村さんと塩野さんにやっていただいて良かったなと思っています。やっぱりどんなキャラクターなのかは、実際に演じてくれないと見えてこない部分があるんです。だけど野村さんと塩野さんが演じたものを見ると、当然なんですが、生き生きとしていて、すごいなと驚きました」と太鼓判。

また、「彼らは初共演だったので、クランクインするときはぎこちない部分があったんです。だけど撮影を通していくうちに、お互いのキャラや関係性がすごく深まってきて、最後のほうはアドリブもバンバン飛び出すし、漫才のボケとツッコミみたいな部分も出てきました。それが、全く違う2人が徐々に成長して、お互いを認め合う…という、ドラマのストーリーと一致していったので、そこに感動しました」と回想した。
○地上波では制限のある表現にも挑戦

フジテレビの動画配信サービス・FODで配信される今作。地上波の制作と比べると、「大きく違うのは、尺が決まっていない部分ですね。地上波だと放送時間をあと10分伸ばしてよ…と思うこともあるんですが(笑)、今回は内容優先で作ることができました」と話す。そして、「今回は恋愛のもつれによる事件なので、ベッドシーンというか、そういう見応えのあるシーンを入れました。地上波だとどうしても制限があるので、ドロドロした恋愛ストーリーに説得力を持たせる意味でも、エロティックな表現にも挑戦してみました」と予告した。

最後に今作の見どころについて聞いてみると、「野村さん演じる愛を信じている刑事がいて、もう一人は塩野さん演じる、愛を信じていないチャラいような男なんですが、そんな正反対の2人が、ドロドロとした恋愛事件に接していくうちに、お互いの恋愛観をぶつけあったり、明かされる恋愛の真実に驚いたりという物語になっています。ですので、2人の刑事と一緒に、ドロドロとした恋愛ストーリーとミステリーを楽しんでいただければなと思います」と紹介した。

初回のエピソードは、“7股交際”している男性の、その相手の女性たちが次々殺害される“デスノート”というかなりキャッチーな物語。通常のドラマであれば絵空事として片付けてしまいそうだが、このエピソードももちろん“リアル”に基づいている。

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