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「NISA」J.D.パワー2024年顧客満足度ランキング、銀行1位は三井住友銀行、対面証券1位はみずほ証券、ネット証券は?

マイナビニュース / 2024年7月5日 10時37分

画像提供:マイナビニュース

J.D.パワー ジャパンは7月4日、「J.D.パワー 2024年 NISA顧客満足度調査」の結果を発表した。調査は2024年4月上旬、銀行、証券会社で、NISA口座での資産運用を行っている人(20歳~79歳)5,443人を対象にインターネットで行われた。

○NISA口座開設から「1年以下」は前年比3倍に

新NISA制度により、NISA口座数の増加が各種報道で伝えられているが、同様のことが本調査でもわかった。前年調査ではNISA口座の利用期間を1年以下と回答した人は約1割程度であったが、本年調査では前年比3倍の3割超と大きく増加した。また、NISA口座開設から1年以下の利用者の投資経験年数は、1年以下が前年の51%から19%に大きく低下している。これは新NISAの投資枠の拡大や非課税保有期間の無期限化により、今までNISAに関心の低かった投資経験年数の長い層でもNISA口座を活用し始めていることが背景にあると推察される。

○新NISA制度でも9割超は同じ金融機関で利用

本調査によると、新NISA制度への移行に伴い、旧NISA口座と新NISA口座で資産運用する金融機関を変更した人の割合は1割に満たず、9割超は金融機関を変更していない。また、金融機関を変更していない人たちが、その金融機関でNISA口座の利用を続けたい意向(「非常にそう思う」、「ややそう思う」の合計)について確認すると9割超と非常に高い割合となったことがわかった。NISA口座において金融機関を変更するには、移行時期の制限や新旧両方の金融機関での手続き等の負担が存在するため利用者にとっては手間となり、心理面でのスイッチングコストが高いことが想定される。
○NISA口座開設理由「開設が簡単」が共通項

NISA口座開設の理由を部門ごとに見ると、その理由に違いがあることが確認された。トップの理由として、全国系銀行部門では「その金融機関の窓口/担当者の勧め」が、対面証券部門においては「NISA口座の開設が簡単」が、ネット証券部門においては「NISA口座での取引手数料が安い」が挙がっている。また、「NISA口座の開設が簡単」が、前年に引き続き、全ての部門において上位に挙がっている。NISA口座は1人1社という制限はあるものの、様々な金融機関で開設・運用をすることができるため、金融機関においては顧客が容易にNISA口座を開設できるような取り組みを行うことは共通して重要な要素であると言える。

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